第5話居酒屋

私達は奥のお座敷の席に案内された。お座敷席は掘りごたつで意外と座り心地もいい。

「優希奈元彼だよね?」

「何が?」

「鷹本夕」

「そうだけど」

「高校の時付き合ってたわよね」

「うん」

「元彼の結婚式に元彼女が行くって変な感じじゃない?」

「確かに」

「あんたさなんで振ったの?」

「どうしてそんなこと聞くの?」

「いい感じだったのにってずっと不思議に思っててさ。あいつも結婚すんだし教えてくれても良くない?」

「大好きだから別れたの」

「意味わかんない」

「分からなくていいよ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る