SDガンダム外伝 円卓の騎士編 一章~二章


「SDガンダム外伝 円卓の騎士編」とは「アーサー王物語」をモデルとした「騎士ガンダムシリーズ」第二弾である。前作とは世界観を共有します。


 あらすじーーーー


 最強を謳われた「円卓の騎士」を誇った「ブリティス王国」が「ロンデニオンの聖杯」の封印を解かんとする邪悪なる帝王グレート・デギン(デギン・ザビ)率いる「ザビロニア帝国」に滅ぼされ七年の歳月が流れた。

 ブリティス国王キングガンダム(プロトガンダム)の忘れ形見を亡き者にせんとザビロニアの邪騎士エビルナイトザクエス(ガルマ・ザビ専用ザクⅡ)の魔の手が賢者アントニオ(アントニオ・カラス)の住む「ベルファスト村」に迫る。非道を行うザクエスの前にひとりの若者が立ちはだかる。その名は皇騎士クラウンナイトガンダム(RX-78ガンダム)。



 この円卓の騎士編は騎士ガンダム史上最も長い七年に及ぶ戦いを描いた長編であり、唯一、神スペリオルドラゴンの力を借りずに勝利した作品でもあります。皇騎士ガンダムはザビロニアの圧政から人々を救うため立ち上がりブリティス王国再興を掲げ集う騎士と共に反撃の狼煙をあげるのです。

 物語は皇騎士の旅立ちを描いた第一章「ヴァトラスの剣」進軍最大の難所ゼ・ダンの要塞(ゼダンの門)を攻略せんと部隊を二手にわけた潜入戦を描く第二章「流星の騎士団」ブリティス城奪還へと進軍する戦いを描いた第三章「キングガンダム」皇騎士が王位継承したキングガンダムⅡ世(パーフェクトガンダム)と新生円卓の騎士のザビロニア帝国との最終決戦を描いた第四章「円卓の騎士」で構成されております。

 僕が少年期に最もワクワクと毎月楽しみにしていた騎士ガンダムシリーズです。


 以下、円卓の騎士達ーーーー二章「流星の騎士団」まで。


『皇騎士ガンダム』『キングガンダムⅡ世』


 亡きブリティス王国の皇子。七年前、ブリティス王国近衛騎士である鎧騎士アーマーナイトF90(ガンダムF90)の手によって救出され賢者アントニオの住むベルファスト村に落ち延び幼少期を過ごす。村を襲撃したザビロニアの非道を目の前にし「ヴァトラスの剣」を握り(漫画、ゲームではアントニオによって記憶を無くしジム姿の子どもとして育つ。漫画だと記憶を取り戻すと同時にジム頭から分割して現れる)ブリティス王国の再興を誓う。後に王家に伝わる「剛の鎧ジーアーマー(G・アーマー)」を装備し、ゼ・ダンの要塞戦後にアントニオから「フルアーマー」を渡され皇騎士ガンダムフルアーマー(フルアーマーガンダム)となり、ブリティス城奪還後にキングガンダムの鎧と「キング・キャリバー」を受け継ぎキングガンダムⅡ世へと即位する。


鎧騎士アーマーナイトガンダムF90』『重甲騎士ヘビーアーマナイトガンダムF90(ガンダムF90Vタイプ)』


 ブリティス王国元近衛騎士。先代円卓の騎士でありキングガンダム実弟、騎士アーサーガンダム(騎士ガンダムオリジナル)の養子。先代円卓の騎士候補であったが養父アーサーの傲慢な性格により起きた失態により辞退した過去を持つ。

 国王の命により幼き皇子をアントニオに託した後、皇子の成長を信じ力となるべくレジタンスを立ち上げザビロニアへと反抗戦を行っていた(ゲーム、漫画だとなぜか七年間凍り付けになっていた)成長した皇騎士と合流後は副官として部隊をまとめ戦う。円卓の騎士に任命後に重甲騎士となる。四人の子を持つ父でもある。先代円卓の騎士の空席は歳若き重戦士ガンキャノン(量産型ガンキャノン)が任命された。


白金卿プラチナロード(百式改)』


 先代円卓の騎士の生き残り。先代円卓の騎士のひとり重戦士ガンキャノンの親友であり彼を円卓の騎士へと推薦した。旅に出ている間に起きたザビロニア進行戦にて帰還し円卓の騎士のひとり僧侶ガンタンクR(ガンタンクR-44)と共にブリティス城死守に奮闘する。しかし、親友ガンキャノンは円卓の騎士として城門を護り討ち死にし、ブリティス城は陥落。彼の死は自身が推薦してしまった事にあると慟哭のなか自害しようとするも僧侶ガンタンクRの決死の説得に応じ、次代の若き力の成長を信じ独自に活動を続ける。七年後、皇騎士ガンダムが立ち上がった噂を聞きつけ旗の元に馳せ参じる。


勇剣士ゆうけんしプラス(Ζプラス)』『勇騎士ゆうきしプラス』


 皇騎士ガンダムの打倒ザビロニアの呼びかけに集まった義勇兵のひとり。ベルファスト村の隣村センチネル出身。恐らく先代円卓の騎士と繋がりが無い。鎧騎士部隊にて功績を立て頭角を表した平民出の出世頭。新生円卓の騎士任命後に勇騎士となる。新生円卓の騎士一のスピードスター。


『風騎士ガンダムマークⅡ(ガンダムMk-Ⅱエゥーゴカラー)』『嵐騎士ストームナイトガンダムマークⅡ』


 先代円卓の騎士のひとり嵐騎士ストームナイトガンマガンダム(ガンダムMk-Ⅱ/リック・ディアス(ネーミング))の二男。ブリティス城陥落直前に幼き兄と共にガンマガンダムに連れられ脱出するも、二人と生き別れてしまった。七年後、生き延び成長したマークⅡは、皇騎士ガンダム起つの報を聞きつけ旗の元に馳せ参じる。ゼ・ダンの要塞にて、皇騎士部隊の中核として活躍。生き別れた兄 闇騎士ダークナイトガンダムマークⅡ(一般公募/ガンダムMk-Ⅱティターンズカラー)と戦いの中再開するも、兄はザビロニア帝国の騎士として立ちはだかる。風騎士マークⅡにとって兄を取り戻すための戦いともなった。後に亡くなった事がわかった父の武具と称号を受け継ぎ嵐騎士として新生円卓の騎士に任命された。


『麗騎士レッドウォーリア(レッドウォーリア)』『麗紅騎士スカーレットナイトレッドウォーリア』


 名声を求めブリティス軍に参加した、ブリティス国外アルマータ地方レガシムの貴族。後に先代円卓の騎士のひとり薔薇騎士ばらきしロゼッタガンダム(一般公募騎士ガンダムオリジナル)の血縁と判明する。ゼ・ダンの要塞攻略戦にて皇騎士部隊の中核として活躍し、戦いの中で地位や名声にこだわらず仲間との絆と志しを手に入れる。詩をたしなみ華麗なる二刀流でザビロニアの騎士を翻弄する。新生円卓の騎士に任命され、麗紅騎士となる。


『重戦士ヘヴィガンダム(ヘビーガンダム)』『剛騎士ヘヴィガンダム』


 ブリティス軍に雇われた傭兵。力のみを信じるパワーファイター。ゼ・ダンの要塞攻略戦にて皇騎士部隊の中核として活躍し、皇騎士の戦いで力以上に必要なものに気づき真の強さを身につける。風騎士、麗騎士と共に皇騎士の窮地を救う活躍をみせる。恐らく先代の円卓の騎士と繋がりはない。新生円卓の騎士に任命され、剛騎士となる(ふりがなは打たれてないが剛の鎧から考えるに恐らくジーナイト)。



次回、第三章「キングガンダム」から登場する円卓の騎士ーーーー。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る