精霊よ!我の声に応えないで( ;∀;)
@Lilithze
第1話マナス誕生
「おぎゃあ!おぎゃあ!」
「おめでとうございます!元気な男の子ですね!」
「おお!ソフィア!よくやった!」
赤ん坊の横にいる妻へ言葉をかける。
「アデル…早くこの子に名前を」
大喜びする旦那に微笑みながら名付けを勧める。
「そうだった!この子の名前は…」
「マナス!マナスだ!」
「マナス…いい名前ですね」
この時世界は光輝いた…比喩ではなく現実的に
「「「な!?」」」
産婆さんとアデル、ソフィアが驚愕する。
目の前には5つの光る玉マナスを取り囲みふよふよ浮いている。
「え?何だこれは?」
「あう!あう!」
マナスが何か話している?
マナスの声に反応し動きが変わる光の玉。
「だー!」
光の玉は窓から飛び出し森へと消えた。
「…何だった今の?」
アデルが問いかけるが誰も答えられない。
「え?また来た!?」
窓の外光の玉と大きな猪が飛んできた。
「バリンッ!!」
窓の大きさより大きかった為窓を破壊し無理矢理室内に入ってきた。
「これはまさかヘルボア?」
力だけならS級と言われるA級の魔物であるが…
「ザシュ!」
緑の光の玉が光を増すとヘルボアの頭が落ち血が滴る。
「な!?」
え!?ここで血抜き?
あわててバケツを持ってくると血の滴るところに置く。
血が止まるとオレンジの光が強くなりヘルボアを金属の壁で包み込む。赤い光から炎が上がりそれを焼いた。
…調理か?ここで?何で?
目の前で起こる超常現象に唖然としていると
あ、青い玉が部屋が燃えないように水を出してる…部屋水浸しだけど…
そうこうしているうちに完成したのか金属の繭が開き中から丸焼きになったヘルボア
また緑の光の玉が切断し一口大ににしてマナスの方へ黄色い光の玉が運ぶ
「いや!いや!生まれたばかりでそんなの食べれないから!?」
光の玉玉は
ガーン!
とショックを受けたように固まる。
…こいつらいったいなんなんだ?
とりあえず部屋を片付けるか…
因みにヘルボアは3人で美味しくいただきました。
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