第43話*
鏡に映っている! ということは今見えている相手はあなたが倒すべき吸血鬼ではない。恐らくは間抜けなハンターを騙すためのダミー人形だ。本物の相手はどこに潜んでいるのだろうか。豪勢な部屋だがそれほど広くはない。身を隠せそうな場所と言えば、バカでかいベッドしか無かった。
あなたは慎重にベッドの方を見据えながら手近な台の上から何かをつかみ上げる。クリスタル製の灰皿だった。あなたは灰皿をダミー人形に向けて投げつけると同時にソファの後ろに滑りこんだ。
ガシャン、という音がして灰皿が砕け散る。ブシュ、ブシュという音と共にソファに何かがめり込む音がした。
⇒第80話に進む
https://kakuyomu.jp/works/1177354054890935249/episodes/1177354054890936070
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます