信念
@kamisummer
僕は、ただゲームに負けただけ...なんだろうな
結局、相手の方が上手くて、強かっただけなんだろ。
でも、聞いて欲しいんだ、僕の信念を。
一つ、娯楽は皆で楽しむものである。
二つ、娯楽は大人な、つまり結果を求めるものではない。
三つ、嬉しかったら笑って、悔しかったら泣いていい。
これだけ、これと、後は変えられない自分自身の性格の話。
ちょっと前の事、僕は負けた。
弄ばれ、相手は単調かつ機械的に僕を負かした。
相手が勝ったんじゃない、僕が負けたんだ。
僕は彼、もしくは彼女に憎悪と殺意を抱き、自分自身に向けながら戦った。
でもそんな事しても無駄だと言わんばかりに結果は変わらなかった。
一つ、娯楽は皆で楽しむものである。
その相手は、途中自分で自分の操作キャラを負かした。
相手が負けたんだ、僕が勝ったんじゃない。
そして相手は僕を負かせた、その状態であやす様に自分から負けた。
...僕も勝ち過ぎたら負ける様にしている。
だが、だが...! も と言いたくない!
僕は誓って接戦を演じている、というか普通に勝たれた事だってある。
アイツは、アイツのキャラに自殺させた。
そんなにも強く扱えるのに、強さだけは確かにあるのに。
僕は間違いなく相手を悪とするが、大人達は讃えるだろう。
その対戦相手は、確かに勝ち続けていると思っているのだろうか。
二つ、娯楽は大人な、つまり結果を求めるものではない。
これは、そのままの意味、そのままの思い。
楽しさというものは、基本的に無意味な物が多い。
3、4才の子供が風車を回し、積み木を積む行為は結果を求める物だろうか。
まぁ、相手が結果を求めているかなんてものは聞いてみないと知らない。
案外タイミングと射程を考えずにギリギリで行ってこれる天才なのかも知れない
それならば仕方ないだろう、ワザと煽る様に見受けられるワンパターンな動きも
絶対に僕の行動の後を狙うその位置どりも、全て仕方のない。
大人らしく諦めるべき理不尽なのだろうなあ。
...少し脱線したが、話を続けよう。
ともかく、娯楽の一端として戦闘ならば何を求めるのかという話だ。
殴り合い、撃ち合い、そう、合い、相互関係なのだ。
一方的な虐殺が行われた時...悦ぶのはどんな人間か。悪趣味な人間だ
自分の絶対的な勝利程、楽しくない事はない。
娯楽とは、克服、即ち勝てなかったに打ち克つ事なのだ。
三つ、嬉しかったら笑って、悔しかったら泣いていい。
そして、殺意はどう抑える?
僕は、感情がよく表に出る人間だと思っている。
不可解ならしかと言えている筈だし、怒ったら...
いや、僕は大事な制御が足りない人間なのだろう。
だからこんな愚痴を書いているのだろうし、だから相手を許せないのだろう
だが、一つ言おう、 次は、絶対勝つ!
うん、もう以上でこの小説を閉めようと思う。
例え何万人の中の一人、出会っても判らない程なのかも知れなくても。
良いだろう、未だ復讐はしようと思っている。
だが、今だけは、夢を見よう。
信念 @kamisummer
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます