p.107
何気なくつけたテレビ、子ども向けのアニメが放送されていた。合間のCMでは、本編に出てきた魔法の道具だったり、妖精が喋っていたり。グッズがたくさん紹介されていた。
それは全部電池で動くものばかりだ。スイッチひとつで、魔法の杖は光る。妖精の縫いぐるみは動き喋る。生きているかのように思える。
決め台詞や振りをやれば、力を得たような、主人公みたいに近づける気がして楽しいんだよね。
YouTube、ブログ。様々なSNSでみつかる、憧れの人。似たような考え、行動パターンが同じだったり。同じ物を持っていたら、近づけた気がした。出来る人のように思えた。気分が高揚していた。
たぶん、何歳になっても、憧れの誰かに変身したいのかもね。
───以下、呟き。
ブルーピリオド、5巻目。
主人公が基本は真面目だし、優等生だからか、自分にも台詞がグサグサきて仕方ない。
『溺れてるときの息苦しさとか、海の暗さは溺れた人同士でしか共有できへんやん。
その人と話したかったら、飛び込むしかないんやで。ま、そこまでする必要あるかどうかは知らんけど』
これに関しては、道徳の教科書にいいんじゃないかと読みながら思いました。辛かったよね、大変だよね。言うのは簡単ですけど、それだけじゃ届きませんからね。なにが分かるのよ~って。
勉強は全然ですけど。
サボらずに授業受けるとか、そういう点では優等生だとか、模範的。その言葉が合うんじゃないでしょうか。もう少し積極的になればね~、通知表によく書かれたこと。
主人公は予備校で会う人に、ほんま優等生やなぁ、と言われイラッとしてた。私は『真面目』って言われるとムッとしちゃうかな。
パソコンでホームページ作成するとか、美術とか。隣同士で見せ合うことになって、真面目だと言われたとき、何も無い気がして虚しかったなぁ。めちゃくちゃシンプルだったし、突っ込みよう無いよなーとは今なら素直に思えます。
『絵が得意でも、ずっとやってても、すごく好きでも。戦うことがツラいなら、それを選ばなくてもいいんだよね。
自分に無理のない選択すんのって、案外むずいじゃん』
それまでの経験から、そうだよねって思えるし。ハッとする内容だったから、いろいろ溜め込んでんのかもしれない。ショートストーリー+ぽつぽつ何かを書きたくなったのは、発散したいのかもしれません。
ちょうど良いって、むずかしいです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます