p.36 ノンフィクション本

 ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー


 だったかな。


 いろいろ学べて良い本というのを、Twitterで見掛けて、題名だけ知ってました。それが世界一受けたい授業で紹介されてました。


 これは見なきゃ! スマホは閉じて、テレビに集中しました。


 作者さんが住んでるところは、イギリス。息子さんのノートを偶然読んで、引っ掛かる文章があった。本の題名になってる言葉です。


 貧困、人種差別。大人でも構える問題だと思うんですが、中学生の息子さんが授業や友達と関わったり、ボランティアを通して成長していくお話。


 教科書を使わない、というか無い学校。先生が作ってくれたプリントで勉強するそうです。先生のやり方で生徒の成績に差が出る、ちょっとコワ~。日本でやるとどうなるんでしょうね……。


 驚きの連続ですが、個人的にびっくりしたこと。エンパシー、感情移入の授業があるという事。

 相手の気持ちを考えてみる、そういう話ですね。調べものしててエンパシーという言葉をネットで知り、ノートにメモしてました。それが授業で知れる、凄い。


 道徳があり、考えることはあっても、隣の席の子が貧困や性別に違和を抱えてる、目の当たりになることが無い。想像するのは大事、だけどそれだけで終わってる気がする。


 ここまで書いて、中学のころを思い出しました。女の子だけどズボンで、遠目からは男の子っぽい生徒がいた。友達から聞いた話です。

 女子の制服にズボンもある中学だったんですよ。特別に用意されたモノではないので、友達がコソッと言ってくるのが分かりませんでした。なので「そうなんだ~」と受け流していました。

 後に、母同士が接点ありその生徒知ってる? と聞くことになる。性別違和と改めて知っても良いと思うよ、そんな感覚ですが。


 実際会って話すとなれば、時間が欲しいかもしれません。知らずに話してて、実はね……そっちの方がいいのかなー。

 どこか似た考えでありたい、そうやって安心したいんだと思う。


 視野を広げる、言うのは簡単。出来ないと意味がない。



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