p.35 座禅のように思えてきた。

 マスクをすると化粧の匂いが籠った。それじゃあアイメイクだけにすれば良いのでは? ネットでもそういう動きがあるようだ。素っぴんでもいっかぁー、なんて人も。

 どんなにメイクをやっても肌の調子がよくないと、上手くいかない。化粧品を少なく、そして綺麗に。これが一番いい。



 kac2020。すっきりとした響き、結構好きだ。どうせなら全部合わせて物語にしてしまおう! という事でやっていた。


 四年に一度

 最高のお祭り

 Uターン

 拡散する種

 どんでん返し


 そのとき々の思いつきで、設定が曖昧かもしれない。伏線があるのか無いのか。何となく繋いでいって、数日振りに話をつくりたかった、こういうやり方もおもしろい。


 流行があるときに投稿せず終わってから……やりだす。笑

 参加しないから別にね。


 映画行ったとして、友達と感想を言い合いたいか、ひとり余韻に浸りたいか。

 私は余韻に浸りたい。日々のこともそっちよりかもしれない。「ねぇ聞いて! 今日はね──」というテンションが、無いに等しい。


 友達の真似してブログ書いたりして、なんでそんなにほぼ毎日更新できるの? しかも楽しく書けてる。自分には出来ないことだから、横目で羨ましいな、そう思っている。


 なにを話題にしようか、好奇心のアンテナをよく動かすこと……地味に大変だ。作成の度にタイトル眺めて、ちょこっとした文字の積み重ねを瞳に映し、無の境地へ入りそうになる。私は座禅でもしてるのか? そう思えてきた。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る