p.9 ちっちゃな手、ちっちゃな足。

いとこがやってきました。


赤ちゃんの顔を見せに、だそうで。せっかくの休みだから、だらっとしたかった。


「お嫁さんがご飯食べる間、赤ちゃん見とけばいいのよ」って、母が居やすいようにと役割を考えてくれたが、それ難易度高くない?


写真でも撮るか。


抱っこをさせてもらいました。利き手を頭に、反対の手はおしりを支えて。


「可愛いわぁ~」と、うっとりした母。


あ、そっか。可愛いって思えるのが普通だよね。でも、なんていうか、ちっちゃな手とちっちゃな足。


生きてるなーって。


人にそっくりの生命体っぽい感想が、頭に浮かびました。


小さな靴はいて、ぽてぽて歩いてるのを見たら、子ども……かわいい、色んな格好させたいっ!

そんな想像までいくんですよ。買い物で見かけたら。


産まれてから、首がすわって、ミルクを飲ませたらゲップをさせて──そんな小ささ。


おかしいかも。分からないことはないけどさ、って……そう笑われちゃう感想かも。


抱っこ終わり、少しの間、左腕が疲れていました。大変だとは思うけど、1日々がキラキラして見えそうだと感じた日でした。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る