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目次
第19話 未完成の本
何かが起こりそうな夜は
スローなバラードを聴いてみる
別れを切り出される時
時代が少しだけ憎くなる
それでも物語ることで
人は人を救っていく
確かな予感を駆け抜けて
未来が導かれるのを見た
私も君も必ずハッピーエンドで幕を閉じる
人は悲しみの渦にいる時でさえ
光に包まれている
転んでも起き上がる
図太くタフに生きる
みんな「傷ついた」と言うばかりで
「傷つけてしまった」とは認めない
愛されてる人ほど
誰かじゃなくて自分を責める
正義のヒーローは
臆病なのが玉にキズ
真面目と不真面目はアンバランス
調子の悪い時
気まぐれに振る舞ってみる
幸福と不幸は同時に降ってくる
それでも笑う門には福来る
君のために隠した涙は
いつか立派な大樹となる
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