ケロイド

中学三年の二度目の春。真性ケロイドと診断された。要約原因がわかった。コラーゲンが広がってしまうことできる傷跡、それがケロイドだった。


処方された薬は耳鼻科でも使われる飲み薬と痒み止め、下塗りのローション、混合薬の塗り薬だ。


ステロイドと聞いて怖いと思う人もいるかも知れない。だがそれはあくまでも飲み薬と直接注視の場合だ。副作用もとい効能が炎症の抑制、これにコラーゲンを増やすのをやめさせるというのがある。故にケロイド患者にとってステロイドは無くてはならない薬なのだ。ただ長期間使う必要があるため骨粗鬆症になる可能性がある。私は今のところ成ってないが。


ケロイドは発症初期の場合は他の薬でも治るが私のように大きいもので直径5センチまで成長したものを持っている人だとステロイドが処方されるだろう。私は特段ケロイド体質(遺伝性)というわけではないがかかってしまった。ケロイド体質はほぼ全ての傷がケロイドになりやすい人のことだ。


そうでない人は切り取るということもできるがリスクもある。また抜糸部分からケロイドが再発する恐れがあるのだ。


病院をえらぶ際は皮膚科ならまず薬局と別の所を選んだ方がいいだろう。美容皮膚科の場合はわからないが医師によって飲み薬を処方しない所もある。この飲み薬が出されるか出されないかでだいぶ変わる。何より塗り薬より手軽だし手間もそんなにない。薬局が同じところは説明を省くこともあるし何より薬を取り寄せるのをめんどくさがる傾向にある。


ちなみに薬を説明するのは薬剤師の義務に当たるため無いところは辞めた方が身の為だ。


高校に入ってからはプールの授業は無く視線に恐怖することは無かった。


だが私は銭湯が好きだ。泳ぐのも好きだ。でもできなかった。


視線が怖かったからだ。


特に若者からの視線を強く認識しやすい。


ある程度年齢を重ねた方の多い銭湯ならば余り視線は気にならなかったが。プールなどでは若者の何か評価を付けるような品定めをしながらも内心貶めているのではと気が気でなくプールには行こうとは思えなかった。


だが日に日に薬のおかげで良くなっているのはわかった。それがとてもうれしかった。私個人の見解だがケロイドらしきものでも皮膚科に行ったほうがいいと思う。だから皆さんもニキビやケロイドにかかったと思ったら皮膚科が安全だ。

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