悪の組織に囚われたヒーロー

宇宙人

プロローグ

謎の組織襲来

あそこで油断してしまったのが間違いだった。

何度もそう思っても現実は変わらない。


事の起こりはこの地球が悪の組織悪の組織「ゴクエン」と言う組織の目に入り、侵略へと動かれてしまったことから始まる。ゴクエンは、戦闘能力こそないものの、人を自分の部下へと洗脳し、人間離れした能力へと変える高い能力(なぜ自分たちにそれを施さないのかは謎である)、そしてどのような形にも変形することができ、自由に空を飛べる恐ろしい軍団だ。

ゴクエンは、地球人になりすまし、ことば巧みに家に入り、1人ずつ洗脳していった。そして、その矛先はついに日本にも向いた。


謎の飛行船が無人島に到着したニュースが報道されてから1年、その後何人もの人が姿をくらましたと言うニュースが連日のように報道されていた。人々は不安から、次第に家の外に出ないようになった。その方が危険であると言うのにもかかわらず・・・

まだ13歳である庄助の家に何者かが入ってきたのはそんな時だった。


学校と部活が終わった庄助は、その時一人で夜ご飯を食べていた。

彼の両親は共働きで、夜遅くまで帰ってこない。そのような生活がずっとだったので、一人で夜ご飯を食べるのには慣れていた。

ピンポーン

乾いた音がリビングに響いた。お母さんがまた何か頼んだのかな、と思いボールペンをつかんで急いで玄関に向かった。

「はーい」そう答えた後のことはあまりにも急すぎた。急にすごくふわふわした気分になり、お前は俺の部下になれ・・・部下になるんだ・・・と言う言葉が頭に流れてきた。次第に庄助の頭の中はその人物のことしか考えなくなり、その人物に全てを捧げると心に誓い・・・

かかっていた。その時奇跡が起きた。急に視界が戻り、目の前が光り出した。そして、頭の中にさっきとは全然違う口調の言葉が響いた。

あなたは今地球で起きている危機を救うのですと。

そして光は消え、目の前には1つの腕輪が残っていた。

その腕輪を拾うと、また光が現れた。そして庄助は、その光の中に飲み込まれて行った。

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