第2話

おぎゃぁおぎゃあ…!


病院に鳴り響く赤ちゃんの泣き声


「おめでとうございます、元気な女の子ですよ!」


「俺の娘…!あぁ、ありがとう…!!」


「あなたにそっくりね…」ニコッ


看護師さんの言葉を聞き、両親は喜びを感じる。父親は嬉し涙を流し、母親はそれを見て微笑む

たくさんの人々に見守られ、エステルは生まれた。


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時間は流れ、エステルがもう5歳になる頃、


『お母さん見て〜!』

食器を洗う母親の元に来てエステルは叫んだ


「んー?どうしたの?」


『私、雪を作れるの〜!』

そう言ってエステルは手の平を上にした


ガッシャンッッ!


母親はびっくりして持っていた皿を落としてしまい、皿は床で割れてしまった


エステルの手からはだんだんと白い雪が浮き出てきたのだ


「ど、どうしたんだい?!」

大きな音を聞きつけ、父親は様子を見に来た


「あなた…エステルは…」

母親は不安な目で父親の方を向き、さっきの出来事を話そうとしたが、


『父さん!あのね、おててから雪が出てくるの!すごいでしょ〜!』


お父さんは一瞬驚き、険しい顔をした


「!?…ま、まさかそんな…」


「ええ、…この子…







サイキッカーだわ。」

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