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それにしても、このオーク達は仲間がこんなに倒されてるのに。

まだ、向かってくるし、本当に闘争心だけは、立派だね……


だけど、私の経験値なってもらうけどね!


私はオークの攻撃を避けないで大剣クロの刃の部分で防ぐとオークの棍棒スパッと切れた、それに驚いて攻撃の手を休めたオークの胴体を私は真っ二つに斬った、真っ二つに斬った時に返り血やら臓器的な物を浴びたが、ちょっと不快だなって思う程度だった。

前世の私だったら、気絶ものだっただろうけど、ゴブリンに生まれたおかげか、それともこの世界に慣れたおかげなのかな……?


そんな事を考えている間にも、オーク達の攻撃はどんどん続くけど大剣のなんでも切れる性能のおかげで自滅するオークも居るし、私の適当な回転斬りで倒れていくオーク達も居る、どっちかって言うと私の回転斬りで死んでくオークの方が多いかな、そして何よりも、楽に倒せるね。


そんな事を繰り返していったら、あんなに居たオークも残りわずかになっていた……


「結構減ったな……」


私が独り言を言ったらクロが


《エッヘン!どう、オイラの実力は!》


これは、凄いと言って欲しいのかクロ……確かに凄いけどこう言う事は言わない方が、クロが私以外に示してる威厳が出るのに、やっぱりクロは残念な子なんだな。


《凄いね。クロのおかげでオークが全滅寸前だね》


とりあえず、クロを煽てておいた。


《フフン!やっと、りんはオイラの凄さをわかったようだね!》


ちょっと鼻につくけど、あんなに居たオークを短時間で全滅寸前までに出来たし、ここ素直に褒めておくか


《うん、そうだね。クロは凄いよ!あとちょっとでオークを全滅出来るから、力を貸してね、クロ!》


《うん、オイラに任せてよ!りん》


さてと、クロもやる気になってるし、私も気合を入れて頑張るぞ!


突然、ドシンドシンと音がしたら、残りのオーク達がいっせいに下がり1匹の1回り?いや2回りほど大きいオークが雄叫びを上げながら、私に向かってきた!


あの向かってきたのがここのボスか……?


まぁ、私とクロの前では、他のオークと同じ雑魚だけどね。


勢いよく私に体当たりをしようとしたけど、その力を利用して私も大剣を勢いよく振った!


見事に胴体に当たってボスオークは胴体が真っ二つに斬れた!


真っ二つに斬れたので、私はボスオークの返り血と臓器的な物を大量に浴びた……相変わらず不快だわ。


私がボスオークを倒したら、それを見たオーク達は勢いよく逃げていった……あの闘争心はどこに行ったんだか。


残りのオーク達も倒したかったけど、オーク達がてんでばらばらに逃げていったから、追いかける気にもならなかった。


でも、この鉱山には他のパーティが居るからその人たちが狩ってくれるでしょう、私は結構な数のオークとボスも倒したから、これで経験値も充分はいったから良しとしよう。


そんな事を思いながら、私はナユナの所に戻った。




◆◆◆




「ナユナ!大丈夫だった?」


「ええ、大丈夫です、ほとんどのオークはりんさんの所に行ってて、こっちではりんさんが張ってくれた結界があったので戦闘はなかったです」


「そうだったんだ。私がボスオークを倒した時にオーク達が逃げていったから、そっちに行ったかと思ったけど、大丈夫だったんだね」


よかったナユナ達に怪我がなくて、でもナユナには、私のバリアがあるから大丈夫か。


「なんだよ……あのデタラメな強さは……お前、何者たんだ……はっ!まさか!……」


「ガイあの噂は本当だったのかも、だってこんなに強いんだもの」


「おい、ガイ、ルフラ……あの噂が本当だったら、オレ達凄く失礼な事をしたんだぞ」


ん?ん?なになに?あの噂って?


ナユナなら、知ってるかなって思ってナユナの方チラリと見たけど、ナユナもわかってないみたいだ。


「あの……あなた達はもしかして!Sランクの方達ですか!だから、ギルドでパーティを申し込まれても断ってたんですね!」


ん?ん?どう言うこと?なんで私達がSランクだと思ってるの?


「私達、失礼な事を言ってしまって申し訳ございません!」


今度はあのプライドが高そうなルフラまで敬語になって謝ってきたぞ?!


「すみません。こいつらを許してあげて下さい。こいつらをちゃんと

、止められなかったオレが悪かったのです」


ん?ん?なんで?アイザックさんまで謝るの?!


「あの……あの噂ってなんの事なんでしょうか?」


お、ナユナ気が利いてるぞ、そもそも噂ってなに?


「あの、一部のSランクの方達はSランクを隠すためにランクをカモフラージュするって聞いたので……あなた方もそうなんですよね」


やっと、意味がわかったぞ!ガイ達がいきなり、しおらしくしたから、驚いて混乱したけど、要は私達が噂のSランクだと勘違いしてるのか……


「ちっ違いますよ。わたし達はただのDランクですよ。あと、怒ってないので謝らなくて大丈夫ですよ」


「いえ、あの強さは……は!わかりました。Sランクを隠してるという事は何か重要な依頼があるんですね。わかりました……ルフラ、アイザックこの事は俺達の中で秘密にして置こう」


「あぁ、そうだな……」


「私、あんな酷い事、言ったのに怒ってないなんて……ありがとうございます!ナユナさん」


確かにその噂は本当だけどね、ライカさんがSランクなのにBランクと偽ってたしね。


まぁ……なんか、勝手に勘違いしてるし、訂正するのも面倒臭いから、このままでいいか!


そんな事より、私は自分のレベルがいくつなのか知りたい!

さすがにレベル25はいってるよね、あんなにオークを倒して、ついでにボスも倒したんだから


よし!鑑定するか「鑑定」っと



鬼塚 りん


種族 ゴブリン新種 オス


レベル 45/25.


状態 快調 【オリハルコン】



剣技 神聖魔法+ 鑑定+ 進化



おお!レベル45になった!やったー!

やっぱり、ボスを倒した事だけ………………レベル45?!


どう言うこと……?!


レベル25でカンストじゃないの!?


まさかまさか……今まで気になってた事があったんだよね……


25の横に小さな点が気になってたけどってクロに聞かないと……!


クロに聞こうと思った、その瞬間小さな点がなぜか0に変わり……?!


私のステータスは突然変化した……



鬼塚 りん


種族 ゴブリン新種 オス


レベル 45/250


状態 快調 【オリハルコン】



剣技 神聖魔法+ 鑑定+ 進化


「なんで----------------------------------------レベル250?!」


「レっレベル250!さすがSランクだ」


「やっぱり、そのくらいのレベルに行かないとSランクにはなれないのね……」


「あの、りんさん……!?」


思わず、私は声にだしてしまったけど、あと、みんな何か言ってたけど


そんなのとは、どうでもいいちょっと!クロ!


《クロ--------------------!どう言うこと!!》


《なっなに!?りん、どうしたの?!》


《レベルがレベルが》


《レベル25になったの!じゃあ、進化できるね!おめでとう、りん!》


《違くて違くて》


《え?何が違うの?》


《進化できるレベルが--------------------!25から250に変わったの!!》


《えぇ!なにそれ?!》


《こっちこそ、なにそれだよ!!クロ!何か知らない!?》


《ごめん、オイラ進化の事はよく知らないんだ……》


クロも知らないって事は……クロは知らないって事だよね……少し混乱してきたぞ


とっとりあえず、落ち着こう……深呼吸して……スーハー……よし、少しだけ落ち着いた!


《聞きたい事があるんだけど、クロ、レベル250になる前に25の横に小さな点があったんだよね、なにかわからない?》


《小さな点?……小さな点、あ!女神様がりんに進化システムを授けたときに(あっ!どうしよう、やっちゃいました)って何か言ってたから、それかも……》


何がやっちゃいましただ------------------------------------------------------------!!


そして!なんて事をやらかしたんだよ---------------------------------------!!





これは…………ちょっと女神の所に行って文句を言わないと気がすまたいんだけど----------------------------------------------------------------------------------------------------!!

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