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まぁ、クロと色々話した結果、わかった事は!
1、本当は人間に生まれ変わるはずが、女神がやらかしてゴブリンに生まれ変わってしまった事(何故そうなった!!)
2、私は生まれ変わった時から神聖魔法と言う便利な魔法が使えたらしい(魔法が使えるのがわかってたら、さっきのゴブリン達との戦いで瀕死にならなかったのに……あ!でも、この魔法のおかげで生き延びたけどね)
3、女神がやらかしたお詫びに黒金の神狼の剣と言う、喋れる剣を貰った(最初は、威厳があって頼りになりそうな剣だと思ったけど、蓋を開ければ残念な剣だな。この剣本当に頼りになるのか……?)
4、これが一番重要だ!なんと!私はレベルを上げたら、ゴブリンから進化して人間に近い種族になれる見たいだ!(だけど、進化システムなんて要らないから人間にしてくれってクロに言ったら、1度この世界に生を受けたら死なないと、人間にはなれないらしい、えー!じゃあ、あの時ゴブリンにボコられて死にかけた時に死ねば良かった……なんて思わないけどね。だって、あの時に死んでたら、今も放心状態の彼女が酷い目にあってただろうしね……)
取り敢えず、今わかったことはこんな感じだ!
そして、今一番気になってるのは、今も放心状態のこの子をどうにかしないとな~
まぁ、こう言う時こそサポート役に選ばれたクロに聞くのが一番だな、ちょっと不安だけど。
「クロ、この子どうし「はっ!わたし今まで何をしてたんだろう?あっ!なにこれは!?ゴッゴブリンの死体がいっぱい……え!どう言うこと!?」」
クロに聞こうと思ったら、彼女は放心状態が解けたが、今度は混乱状態になってしまってる。
そんな事を思ってると彼女はこちらに気がつき……
「さっ!さっきの喋るゴブリン!!」
めちゃくちゃ警戒しながら、私を見た。
まぁ、警戒されるよね、だってゴブリンの返り血を浴びたゴブリンが居たら、誰だって警戒するよね。
私でも警戒するし、これは私が説明しても信じないと思うから、クロあとは任した。
クロの神々しさなら、信じてくれるでしょう!
「クロ、説明よろしく!」
《 え~!りんが説明してよ、オイラ嫌だよ》
「こう言う時こそサポート役でしょう!」
《 も~、わかったよ!りん!……威厳のある言い方をしないと……》
クロ頑張れ!私は応援してるぞ!ボロが出そうになったらフォローしてあげよう。
「落ち着くのだ!人間の娘よ」
「剣が喋った!……喋る剣なんて……まさか!魔剣?!」
へぇー、この世界他にも喋る剣ってあるんだって思ってるとクロがカタカタと震えだして
「馬鹿者!我は魔剣なのではない!女神が創りし剣、神武の黒金の神狼の剣ぞ!」
「え!……神武!?……でも神武ってこの世界に2つしか……あっ!ヴェルザンディ教の教えに3つの神武、集まる時にノルンへの扉が開くって……その最後の神武?!もっ申し訳ございません!神武様に魔剣なんって言ってしまって本当に申し訳ございません……」
まだクロにも聞いてない、色々な世界の情報が聞けたなって思ってたら、彼女が、突然のジャンピング土下座をしたので、ビックリして私はさっきの情報の記憶が彼女のジャンピング土下座に塗り変わってしまった。
だって、ジャンピング土下座なんて前世では、テレビとかでしか見た事がなかったので、生のジャンピング土下座なんてされたら、こっちもびっくりするよ!だから私は彼女に助け舟を出してあげた。
「クロ彼女も謝ってるし許してあげなよ。」
《 だってだって!オイラのことをその辺に居る、魔剣と間違われたんだよ!オイラの威厳もプライドもズタズタだよ!》
いや、クロもう君の威厳は私には効かないからね。
「威厳の事を気にしてるなら、寛大な心で許してあげないと、そんな事だとただの傲慢な剣になっちゃうよ、いいの?」
《 うっうう……わかったよ!オイラ許すよ!そうだね、傲慢な剣になったら、その辺の魔剣と一緒になっちゃうよ!》
どんだけ魔剣が嫌いなんだ?!昔なにかあったのかな……って思ってたら
「うむ、面を上げよ。我はそこまで怒ってはおらぬ」
「ありがとうございます!神武の黒金の神狼の剣様」
「うむ、娘よ、我の名は長いのでこれからは、黒金と呼ぶがよい」
「はい!黒金様!」
やっぱり、長いよね!クロの名前、ステータスのところに【クロ】ってなってたのは女神がクロって呼んでたのかな……ふふふ
「あと、あの……ゴブリンさん……さっきは助けてくれてありがとうございました!」
彼女は怯えながら私にお礼を言った……あれ……ほっとしたら涙が出てきたよ……
あれ、涙が止まらないや……手で涙を拭うってたら、目の前にハンカチが……
「あの……良かったらこれを使ってください……」
「……ありがとう」
彼女から借りたハンカチで涙を拭うった……
とりあえず彼女を助けられて良かったよ……それにしても、涙が出ると鼻水も出ちゃうよね。
借りたハンカチだということを忘れてた、私は思いっきりハンカチで鼻をかんだ!
「あっ……私のハンカチが……」
ごめん、ゴブリンから助けてあげたからハンカチぐらいは許してね!
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