少年の部屋
蟹パン
少年の部屋
からっぽでまっしろな世界の、群青の部屋
そこに、少年がひとり
部屋の天井からは琥珀のような淡い輝きを放つランタンがぶらさがり、
重厚な本棚から図鑑と漫画本が散乱する
テーブルには使い古した万年筆と、いくら使えどなくならない魔法のインク
瓶に入ったジンジャーエールと、中身の少ないドロップ缶
精緻なスケッチと雑多なメモが壁を覆う部屋で、
少年はひとりベッドに座り
今日も窓から真っ白な世界を眺める
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