少しだけ
須川 庚
プロローグ
わたしはドキドキした。
「
その声が聞こえ振り向くと、びっくりした。
「
わたしは
隣にいるのは
「龍樹はセンバツとかは」
「西東京は強豪校がひしめいてんだぞ? そんな簡単には甲子園には、行けねぇよ。それだったら、スケート部の方が有名だよな」
聖橋学院は中高スケート部があって、大学のスケートリンクで練習をしているの。中高の部員はもちろん、大学のスケート部の部員とか外部のスケートクラブも使っている。
スケート部が有名になったのは、この春に卒業した先輩がオリンピック金メダリストが誕生して、そこから入学希望者が殺到したの。
「でも、クラス替えの表を見に行くぞ」
「待ってよ。龍樹!」
龍樹に片想いして、もうすぐ一年が経つ。
まだ、彼に伝えたことはない。
クラス替えの表を見に行った。
龍樹とまた同じクラスになった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます