第83話 ポップとは何。

 今回本当は【「村上春樹愛」について語る】に

しようと思っていました。


 村上春樹さんを好きだと公言しているものの、いざ村上春樹さん好きな方の文章を読みに行くと、自分の書いているものが恥ずかしくなりまして。笑

言い訳を込めて愛を語ろうかなと思っていました。


 そんな事を考えていた時に「ポップ」という言葉について思うところがあったので、「ポップ」について。

 

 私は悲しくても切なくても苦しくても愛しくても感動してもひもじくても面白くても、そこにどこかポップさがあるものが好きだと気づいたんです。全面ポップだけだとそれは苦手ですが。


 面倒ですね。笑


 そもそも、じゃあポップって何って話です。

 

 調べました。


 1 大衆向きであるさま。また、時代に合ってしゃれているさま。「ポップなファッション」


 2  ポップアートの。ポップアート風の。「ポップな感覚の色彩」「ポップな映像」


 だそうです。


 調べておいてなんですが、へぇそうなんだぁ。と言った感じです。私の勝手に思っていたポップとはニュアンスが違う……。間違っていたらしいです。

でも、色彩っていうのはキーワードなのかもしれません。


 とりあえず、ここでは正解の意味は「置いといて」、強引に私の感じているポップで話を進めていきたいと思います。人それぞれのポップの感覚も違うと思いますし。

 

 私の独断基準のポップさでいきたいと思います。


 「ドグラ・マグラ」という三大奇書と言われている本があります。前にも書きましたが、この本を読んだ時、私は度肝を抜かれたのですが。

 なんじゃこりゃー!!と。笑


 「愛のむきだし」という映画を観た時の衝撃に似ているかもしれません。


 ちなみに、「ドグラ・マグラ」は全くもってポップではありません。おどろおどろしい雰囲気の小説です。読むのも大変でした。というか途中読めず、ほぼ流したところもあります。


 さっきふと思いました。

 こちらを蜷川実花さんに映画化して欲しい!!


 それこそ、あの「ドグラ・マグラ」がポップな映像になりそう。


 蜷川実花さんの手にかかれば、おどろおどろしいもポップになりそうだなぁと思います。特に「ドグラ・マグラ」ほどの独特なものなら絶対に良いコントラストが出来そう。

 

 色彩なのか……?


 私の中のポップとポップじゃないって一体何なのだろう。


 黒糖かりんとうとポッキーとか?笑

 これは単に私が黒糖が苦手なだけ?


 あぁ、でも、思春期の時に母親が買ってくるお菓子と私の食べたいお菓子の違いみたいな、そういうところのような気もします。

(なら自分で買いに行けと、あの時の私に膝蹴りしてやりたいけど)


 別に古いものと新しいもので、分けているんじゃないんです。


 1番私基準で分かりやすいのは、松尾スズキさんです。書いているものとかは暗くてグロかったりするんですが、どこかポップさもあって……。

(だから、そのポップって何?って話なのに。笑)


 あとは、映画監督で言えばソフィア・コッポラです。「ヴァージン・スーサイズ」や「マリーアントワネット」とかを撮った監督。

 マカロンが流行ったのはソフィア・コッポラが撮った「マリーアントワネット」の影響だと私は思っています。

 

 ポップだけど、物悲しい。 

 1番好きなところです。


 決して、オシャレかオシャレじゃないかとかでもないんですよね。


 ポップとは何。

 答えが出ない。笑

 完全なる個人的な基準ですら、私自身が分かっていないことに書きながら気付いて驚いています。笑


 ……。

 うーん、時代に合ってしゃれている様。

 結局、これなのかな。


 「ダサい」もこれに通づると思いませんか?

 分かりやすくいえば、ケミカルウォッシュのジーンズがカッコよかった時代もあれば、ダサい時代もあって。


 でも、今は組み合わせ次第でカッコ良くもダサくもなったり。


 「カッコイイ」が「ダサい」にもなったり。

 「ダサい」のが「カッコいい」にもなったり。


 そもそもカッコつけることがダサい。

 ダサいままを貫ける人がカッコいい。

 カッコいいとかダサいとか言ってる時点でダサい。


 ……ダサいって言葉がそもそも、ダサい?


 堂々巡りですね。笑


 あ、ポップがどこかに行っちゃいました。


 大体をニュアンスだけで把握している私の限界を感じました。


 そもそもニュアンスって意味や使い方も間違って……。


 今日はここまでにしておきます。笑


 







 

 

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