第31話 小さな小さな水溜まり。

「ひとつ屋根の下」というドラマで、

江口洋介扮するあんちゃんが言う

「心にダムはあるのかい?」というセリフが

あります。


若い方は知らないドラマでしょうか?


ここでのダムっていうのは、愛(優しさも含む)だと

私は思っているのですが…(違う!?)


ちなみに、このセリフを思い出す時

私にはダム無いなぁ〜と毎度思うのです。


あったとして、小さな小さな水溜まり。


そんな小さな水溜まりなので、

誰にでも水を分けてあげることは出来ません。


溢れる程の愛も優しさも持っていないということです。


なので、分けられるとしたら、

私の手の届く範囲の大切にしている人に

のみだと思っています。

いえ、思っていました。


例外として、無い水をかき集めてでも

分けたいなと私自ら思うこともあります。


ケチケチせず、誰にでも分けれやれよ〜と

思われるかもしれませんが

私は本当に余裕のない人間なので

誰にでもは出来ないと自分で知っています。


下手に自分を過信してしまうと、

相手もろとも共倒れさせてしまいます。


勿論、目の前で溺れかかっているとか

緊急事態の時は一生懸命何とかしたいとは

思っていますよ?

さすがにそこまでの鬼ではありません。


私がここで話しているのは、

心の部分の事です。(分かってるって?笑)


年に一度くらい、

正直あまり得意ではない友人から

ダウン寸前の落ち込みでメールが来ます。


得意ではなくとも、

付き合いは長いので、

何とかならないものかと私なりに一生懸命

相談に乗っているつもりです。


けれど、毎度何だか分からないメールの終わり方をして、「大丈夫なのかな」と私の中に心配の種だけを植え付けていきます。


そして、その後どうなったかは分からないまま。

(私から連絡はしません。冷たいけど便りがないのは元気な証拠と思って)


で、また1年くらいすると同じ様な悩みで連絡がきます。


その繰り返しで

なんかモヤモヤする器の小さい私。


私が熱くなればなるほど、バカらしくなります。

(それほど毎度熱くなっている私 笑)

けれど、彼女はきっと自分の代わりに

私が熱く怒ってくれることで、

スッキリしているのだと最近気づきました。

(他の友人に言われて気付きました)


正直、「なんだよ」と心を乱される事に

不満を思わなくもないのですが

それが彼女の求める優しさなのでしょうね。


でも、これに関しては彼女が「助け」を求めて

きているので成立しています。



ここで、先日のちまちまちまへと

繋がるのですが、

特に私に何かを求められたことではないにも

関わらず、

あれこれと言ってしまったことに

深く反省したのでした。


それを沢山の方が「優しさ」だと

仰ってくださり、

有難くも申し訳ない思いです。


実際の私はこんな感じに

小さな小さな水溜まりしか持っていない

人間なのに。


1年に1度の友人の連絡にモヤモヤしているような

(笑)



あぁ、心にダムが欲しーい!!



最後の終わり方が思いつかなかったもので、

力技の心の叫びで終わらせてみました(笑)



それにしても、今日はとってもいい天気です。

良き日になりますように〜!!


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