第13話 キャベツ未解決事件。

私は家の中でキャベツを丸々失くした事があります。


それは、夫の母がくれたキャベツで、新鮮で丸々とした立派なものでした。新聞紙に包まっていて、切り分けなければ冷蔵庫の野菜室にも入らないほどの大きさ。

(既に他のものも入っていた事もあって)


そんな立派なキャベツをもらっておきながら、

玄関に置きっぱなしにしていた私。

青虫とかが付いていそうで

正直怖くて手を出すのを後回しにしていたのです。


で、今日こそは勇気を出してやるぞ!!

と思ったのですが、(2日後くらい?)

玄関に置いてあったはずのキャベツが無い!!


え?!キャベツはどこに行った???


夫に聞いても「知らない」と言うし、

どこを探してもその後見つかりませんでした。


でも、さすがに家の中にあったら

腐ったりして気づくはず……

ちなみにそれから早6年は経っていますが

見つかっていません。


まさか私、無意識に捨てた?

いやいやいや、さすがにそんな事はしないし

覚えているはず。



ただ、とにかく息子が幼い時って、

いっつも何かを忘れていました。


何かをやっている時に、

必ず中断しなければならなくなるので、

戻ってきて再開しようと思った時には

忘れているということが、恐ろしくよくありました。


例えば、鍋の蓋。

これも未解決入りになる勢いで

半年以上見つかりませんでした。


それがある日、毎日開けていた戸棚の1番目のつく場所にあったのです。なんの仕業!?



それから、アボカド!!

さて調理しようと野菜室を探すと無い!!


えぇーー!!今日タコライスなのに!!

さては、夫が食べたな!

とうとう夜中にアボカドにまで手を出し始めたかぁ〜と思っていました。


そこに夫からの今から帰りますメールが来たので、

「アボカド食べたでしょ?」と返信しました。


もし、夫が食べたなら帰りがてら買ってきてもらうしかない!!と思って。


すると「食べてないよ」と、すぐにメールは返ってきました。


えぇー。じゃあアボカドどこ行ったのよ〜

と、絶望しながらまな板を見たら

そこにはアボカドがあるじゃないか!!


これについては、

私が冷蔵庫から出したのを忘れて「無い無い」と騒いでいただけという…(笑)


その後、帰宅した夫は

「大体、俺アボカドの食べ方すら知らないし」

と言っていました。


だよね〜(笑)

疑ってごめん。



と、こんな感じな私なので

私は私が信用出来ないのでした。



でも、キャベツと鍋の蓋だけは本当に不思議!!


ウチにはブラックホールがあるのでは!?

なんて思ったり。

特にキャベツに関しては。



……「いやいや、絶対にねむこだろ」

という声が今にも聞こえてきそうですが(笑)



でも、キャベツ事件は今も未解決です。




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