第298話修学旅行の予定を決めよう

修学旅行まであと数日!




私達はきちんとした計画を立てる事にした。




「じゃあ、修学旅行のしおりに沿って話していこうか。」


カインがメインで作成した修学旅行のしおり。そこの所は日本の修学旅行の様だ。




「うわー。鉄道で5時間!」


クライスが長いなーと言いながらカインを見る。


カインは鉄道以外は却下!!と言って先に進める。




初日、移動と到着後にご飯。その後に音楽ホールか。


「音楽ホールで演奏後はホテルへ行きます。やろうと思えば夕飯まで少し自由行動OKです。」


なるほど。




2日目は博物館見学その後は自由行動!!


「これは有効活用だな。」




3日目に学校交流会その後自由行動。


「2日目が活かせそうな事しないとね。」


会長がニヤっと笑った。




4日目遊園地


「これは純粋に楽しむ感じだなあ。」




「2日目の自由行動で何をしよう?」


カインが尋ねる。


悩めるなあ。街で聞き込み?




「弟の学校を見たいですね。」


王子がニヤっと笑った。


「流石に侵入は難しくないか?」


ルイスが難色を示すと


「僕が何も調べていない訳ないじゃないですかぁ!」


ふふふっと笑いながら弟の通うアーシェンバード小学校で文化祭的なものがあるんです!と嬉しそうに話出した。




「小学校で文化祭?あー?発表会的なやつ?」


クライスが聞くと王子は頷いた。




「それは自由に侵入できるなあ。」


私とルイスは悪そうに微笑む。




調度、修学旅行の2日目と3日目にやるらしい。何とも合わせた様なグッドタイミング。




「上手く本人を見付けられたら良いですね。ちなみにお名前は?」


エミリアが王子に尋ねる。




「ヨーゼフ・アーシェンバードだよ。」


と言った。




「ハイジだな。」


「うん。ハイジの犬。」


私とルイスと会長にキャサリンもうんうんと頷きあう。




「そこの4人。意味が解らないって!」


「犬?」


皆に突っ込みを入れられたので説明をした。


「ちなみにダミアンはオーメン。」


会長はあー!そーだねー!と解った様だがキャサリンは解ってくれなかった。


こう言う会話が自由に出来る環境が嬉しい。




「ちょっとその楽しそうな話の意味が完全に解らないのが妬けますが自由行動は小学校見学にしましょうね。」


王子、正直だなあ。




「ジェファーソン、ダミアン皇太子には連絡しているの?」


ジョージが質問。王子は連絡は学校側から行っているから直ではしてないそうだ。




「後はどうする?」


そうだなあ?と皆悩む。街での王家の様子は会長が聞き込みするそうだし。


「弟の評判次第では王と后に謁見する機会が必要じゃないかしら?」


キャサリンがそう言った。


「確かにね。家庭の問題に踏み込むかどうか迷う所だけれども。」


王子も悩み中。




「じゃあ場合に寄っては城へ行きますか!!」


決意した様に王子が笑った。


私達も頷く。




修学旅行。間もなく。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る