来世は～になりたい。

第1話

来世って、何なるのかな～って、私は生前よく考えていた。

私は魔法使いになりたいって考える普通の子だった。

所謂、非現実的な者になりたいと考えるお年頃だった。

そんな、私も、生きてれば、15歳。つまり、私は7年前に亡くなっていることになる。

私はもう7年も幽霊生活を送っている。

幽霊は死んだ後に自分の来世の姿を強く思い浮かべれば、転生することが出来る。

だけど、私は皆、小学校のお友だちと一緒に過ごしていたかったから、今まで転生の道は考えていなかった。

だけど、皆、高校受験と言うもので、自分の道を歩み出した。

私だけが取り残される。私だけが先に進めていない。

だから、私はこの今日、私の道に進もうと決めた。

私は、私の来世は、………………魔法使い何かじゃなくて、……皆と同じように生きていける、人間になりたい！

今世と同じ人間になりたい！

「よっ、ーー。お前、高校、どこ行く？」

「俺、T高校にしようと思ってる。お前は？」

「お前と同じT高だよ！」

「じゃ、受験、お前より上の点数で、受かってやるよ！」