第88話 スモーキーな奴らとゾーニングの失敗

 よう、古城ろっくだ。今日はAIR SWELLのアンチスモーカーズレクイエムって曲を聴きながら書いていこう。えーと、SIX KILLSってアルバムの5曲目なんだが、今のところYOUTUBEなどでの公開が見つからない。

 なので、もしかしたら読者さんが聴くのは難しいかもしれない。……ごめんな。

 普通に聞いていると日本語に聞こえないんだけど、じつはガッツリ日本語歌詞なんだよなぁ。歌詞カード見たら顔文字たっぷりで草生えるぜ。彼らにしては珍しく正統派ロックって感じの曲だ。Aメロのパンクな感じも好きだよ。




 さて、本題。今日はなろうの感想欄の話でもしよう。

 なろうの感想欄ってさ。カクヨムと違って、実は批判とか揉め事が起こりやすいデザインになってんだよ。

 もうちょっと言うなら、運営は「批判上等」って立場を維持しているようにさえ見えるのね。いや、案外マジで狙ってる可能性もあるけどさ。


 カクヨムで普段から僕らにいろんなコメントをくれる読者さんなら分かるだろう。まず、カクヨムではあれを『感想欄』とは呼ばない。『応援コメント』と呼ぶ。

 しかも、一回ハートマークを押さないと書き込めない仕様になっているので、応援のつもりが無いコメントを書きにくい空気が作られるんだ。

 一方で、なろうは違う。わざわざ『感想欄』と書いて、誰でも評価や応援なしにコメントできるようにしている。さらには『気になる点』という欄まで用意してくれている親切設計だ。

 どっかのコピーライターさんは「これがなろう勝利の理由!なろうは他サイトと違って作家を守ってきた」みたいな寝言をほざいているが、あれはなろうとアルカディアや2chあたりを比べているから言えることだよな。

 なろうとカクヨム、あるいはノベルアップでもノベルデイズでもいいんだが、その辺と比べたらあんな結論は出ないよ。


 さて、それじゃあなろうはさぞ批判にも寛容な人たちが集まっているのか……と言えば、全然そんなことはない。むしろ何でカクヨムをメインにしないのかと問いたいくらい批判が嫌いな連中が集まっている。

 まあ、何でかと言うと――これは説明がむずいな。




 例え話をしよう。例えば、批判が『たばこ』で、小説投稿サイトが『飲食店』だったとする。

 なろうって店は、各テーブルにデフォルトで灰皿を置く店だ。なのにタバコが嫌いな連中が集まって、たばこ吸った奴に不当な文句をつけて回っている。

 一方、カクヨムは明確に禁煙と書かれているわけじゃないが、灰皿を置かない店だ。どうしても吸いたいなら自分で灰皿持参するしかない。

 で、どっちが賑わっているように見えるかと言えば、なろうなんだよ。カクヨムには喫煙者が来ないけど、なろうには喫煙者が来るだろう?

 だからなろうって店の外には行列が出来る。

 で、行列しか見ていない連中ってのは、店内の煙を見もしないで「あ、行列のできる店だ。美味しいに決まっている」って、食う前から味まで決めてかかり、脳死状態で並ぶんだな。

 だから御覧のありさまだよ。


 え?

「なら批判が大好きな古城ろっくは、カクヨムよりなろうにいた方が幸せだったんじゃないか」って?

 いやいや。違うな。僕はカクヨムに来れてよかったよ。

 喫煙者ってのは別に、誰かに煙を吐きかけたくて吸ってるわけじゃないんだ。ただ自分が煙を吸いたいだけなんだよ。

 同じような話だけど、古城ろっくだって誰かをボコボコにしてマウントとったり、誰かの筆を折ったりしたくて批判しているわけじゃないんだ。あれマジで僕からの最高のプレゼントなんだぜ?

 カクヨムはまず『作者を応援したい』って気持ちを示すことが出来るだろう?それから改めて批判ができる。つまり、「この批判は応援の意味です」とわざわざ言わなくても、お互いに穏やかな気持ちで楽しめるんだ。

 考えてみてくれ。灰皿はあるけどライター取り出しただけで周りからぐちぐち言われる店と、灰皿はないけど「吸っていいですか?」「ああ、どうぞ」って会話が成立する店と、どっちが気分いい?

 禁煙席でたばこ吸ったら怒られるのは当たり前だけど、昨今は喫煙席でたばこ吸っててもトラブルがある。でも、そもそも禁煙とも喫煙とも決まってない場所でたばこ吸うのはトラブルになりにくいんだ。


 ただ、まあ、その最高のプレゼントってやつ、あげるのも貰うのもご無沙汰だな。

 たばこと批判が似ている点として、『今時は流行らない』ってのもあるのかもしれない。寂しいもんさ。

 しっかし、なろう運営は本当に何考えてんだろうな。あのサイトにとどまりながら「批判は悪だー」って騒いでいる連中も何考えてんのか知らんけどさ。











 あ、どうでもいい話だけどさ。

 僕はどうしてもたばこ好きになれないんだよね。何回か吸ったんだけど、どのジャンルも合わなくてさ。まあ、貴重な経験が出来たのは嬉しかったけどさ。

 だから僕の前でタバコを吸う時は、煙が直接僕にかからない位置に座ってくれ。単に風下にいてくれたら、別に隣でも向かい側でもいいからさ。ちょっとくらい煙が流れてくるくらいは、僕なら気にしない。

 え?健康被害?

 それは今更だぜ。親父がヘビースモーカーだからな。こちとら母ちゃんの胎内にいたころから副流煙吸って育ってんだ。受動喫煙歴>年齢


 いや、本当にどうでもいい話になっちゃったな。

 じゃ、今日はこの辺でお開き。また会おうぜ。

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