ドリームガールカッターガール
ちゃむと薫
第3話「出会いの寸前のエッセンス」
ーあなたの思うままじっくり生きて咲いてねー
次の日。
カナメは音楽科の教室に放課後一人で、きていた。
するとそこへユリナが現れた。ほっぺには絆創膏。膝にもあおたんができていた。
カナメ「ねぇ!あんた!!!」
ユリナ「なんですか?今度は。今回は一人なんですね。」
カナメ「あ、あのさ。昨日はピアノのレッスンどうしたの?結局」
ユリナが大きなため息をついた。
ユリナ「あのねぇ。私だって暇じゃないのに面倒なことになってどれだけ迷惑だったかわかる?これ以上関わら....」
カナメ「あんた猫でしょ。」
ユリナ「・・・は?」
カナメ「隠したって無駄よ。私はしっ!!!!」
するとユリナはカナメを壁に追い詰めた。
ユリナ「それ以上言ったら息の根止めるわよ。あんたどういうつも」
カナメ「バカじゃない!あんた!!大体あんたが天童さんに偉そうなこと言うからいけないんでしょ!」
ユリナ「は。偉そう?大体天童さんは、いつもいつもピアノのうえにふんぞり返って練習してないから当然のこといっただけ。あんたに何がわかんのよ!」
🧑ザワザワザワザワ👩🏫
ユリナ「今夜。二丁目の路地裏に来て。そこで話すわ」
カナメ「チッ。わかったわよ。」
(あぁ。私はなんてばかなんだろう。こんなやつほうっとけばいいのに。でも。触れられた場所が熱くて辛い。泣きたい。切りたい。)
スタッフ「アヤメさん。スタジオ入ります!」
アヤメ「こんにちは!よろしくお願いします!!」
とある大手レコーディング会社で、芸能人のアヤメは今日も学校帰り、仕事をしていた。その仕事はというと....
「本番入ります!」
~~♪
アヤメ「忘れない忘れたくないこの気持ち。蕾のように~」
そう。彼女はシンガーなのだ。
そして今日も、彼女は歌う。
そして出会いの化学変化は起こり始める。
輪となり水となり種となり。
ドリームガールカッターガール ちゃむと薫 @0423love
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