アルカンシエルの向こうには
まろん
プロローグ
「ねぇ、アルカンシエルの向こうには、何があるの?」
子供の頃、母によく読んでもらったお気に入りの絵本に登場する少女の台詞を私はよく口にしていた。
絵本には、可愛らしい虹が主人公の視線の彼方まで架かっている。母は、私を膝に乗せて、いつもこの話をニコニコしながら笑顔で読んでくれた。
そして、私がした質問に、母は笑いながらこう答えてくれた。
「そうね、きっと希望と夢で溢れている世界がどこまでも広がっているんじゃないかしら」
――と。
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