HEART17. 夏目漱石の草枕、カント哲学(手段・目的)

とかくに、人の世は住みにくい。

あるのは、人でなしの国ばかり。


人でなしの国から、逃れることから、詩や絵が生まれる。

君が人でなしの国から逃れる術(手段)は、なんですか?

詩人になることですか?画家になることですか?女優になることですか?

私は、あなたに、まず、手段として、子供を産んで、母親になることを勧めます。

そして、そこから、何か必要なことを探し、二つ目の手段を探すことを勧めます。

その2つ目の手段は、楽器をすること、歌を作ることなど、なんでも、あなたのお気に召すものを手段として追及するとよいでしょう。


そして、そこから、カント哲学の目的を探してください。

おそらく、母親であり、また第2の手段を追求したあなたは、その目的を、ヒューマニストになることだと、していただくことを望みまず。

あなたが目指す目的はまず、ヒューマニストになることです。

そこから、あなたの道が、開けていくと、私は確信します。

まず、あなたは、人になりなさい。人でありなさい。

ヒューマニストとして生きなさい。


さすれば、おのれの道は、すべての世界へとつながり、あなたの心に、聖なる光を灯すことになるでしょう。


これが、今のあなたに言える、私からの、精いっぱいの心づくしです。

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