第23話 万子はおしゃぶりか(怒)
自信がついた私は、公衆電話から「のりお」さんに電話をしてみた。
仕事中なのか呼びだし音が虚しく響く。
仕方がないから「まきです。また電話します」と留守録に声を残した。
飲食店※※※※の減ったらんちゅう?達の話をしたかったのだ。食堂の下の階はリラックスルームにはテレビ、自販、乗馬マシン、血圧計、公衆電話が冷暖房共に完備されており、其処から電話をしてみたのだ。そしたら「ひとし」先輩に、こう言われた。「初夜体験おめでとう」挙式はいつするんだと、訳のわからない事を。「何バカな話してるんですか?」いくら部長でも「セクハラ・モラハラ・パワハラですよ」と厳しく言った。あんなに「あほぅ」なお子様なのになと、笑い転げている。「意味がわかりません(怒)」と怒ると、説明してくれた。「俺、24時間スーパーでお総菜の見切り待ちをしてたんだ」今夜は良い獲物がつかまらんかったな?と、とぼとぼチンチン電車の方に歩いていたら、わりかし良い面した細身の男とお前が道路脇のビジネスホテルに入って行くじゃないか。「俺、魔が差したから、お前らの後つけて隣の部屋で、壁にグラスをあてて盗聴したんだよね。そしたら、モゾモゾする音が、聞こえてくるだろう。体の動く音と激しい?吐息の後に、シャワーの音がして、俺、お前が、初夜を向かえたんだなと、笑ってしまったよ」なんせ「まだ子供ですから」とか「話を聴いてください。胃痛にしてすみません。ありがとうございました」のお前が、堺であんなに男に体を密着させていたんだからな。「俺はフレックスタイム制を使ってでも見届けてやると思ったから、ずっと見張っていたんだ。そしたら夜かもしれないと思える早い早朝、コンビニ帰りの彼からコーヒーとサンドイッチをご馳走になり「夜明のコーヒーだね」って言ってただろ。だから俺は安心したわけ。お前みたいな「お子様」に、つきまとわれてたから、カミサンも俺も何処かの宗教から呪われていたからな」と、なんでも、私のかまととの性格にされてしまった。野郎、都合の良いことばっかり言ってるけれど、私のアソコを「いわさき」と「みなみ」と「もこな」と一緒に輪姦で、弄ってしゃぶったくせに。脱肛だけでなく、脱腸にもされた、私の何が判るんだ。兎に角あの人に迷惑はかけれないから「のりおさんはそう言う関係ではありません。無礼ですよ」と、オセロを数回付き合ってもらおうとした事を、そんな「歪」な解釈をしてたのかと、とても怒り呆れた。くそぅ。
「厄は貞操観念の躾だよ」の彼と同じ人と思うと、気持ち悪いと思った。こんな時に「のりお」さんがいたらリフレッシュ出来るのに、と頬を伝うものに任せていたら「遊びか?(こっちに迷惑がかかるから)火傷せんようにな」と、げらげら笑ってリラックスルームから立ち去った。此のままでは帰宅出来ないと涙する私は「のりお」さんの声が聴きたかった。リラックスルームでテレビも見ずに、「のりお」さんの帰宅しそうな時間まで待つ。数時間後、私は「のりお」さんに公衆電話から電話をかけてみた。「もしもし」つながった。「のりおですが誰です?」と冷めたトーンを聞かせる彼に、何かあったのかもと私は思った。「ハラスメント野郎に昨晩尾行されて」 私とあなたが和合を行ったって、言いふらされかけたの。と言った。後で私は「まき」ですと付け足した。
そしたら「のりお」さんはこう言った。「※※※※の話がしたかったんだろう?悪いけど仕事中だから」此方からかけさせてほしい。と、言われた。「ごめんなさい。かけ直すから」と謝ると、何でわからない?連絡先知らないと頬の涙が拭えないだろう。と、彼は言った。
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