消費増税にモヤモヤ。

さあさあさあ、やってまいりました。


えっ、なにがかって?あれですよ、あれ。


日本全国の消費が

キンッキンに冷え込む一大特別イベント!

消費税増税!



ちょうど今回の更新は、増税前最後の週末。駆け込み需要もピークとなり、店は客であふれかえる頃だ。きっと報道番組あたりは増税切り替えの瞬間をせいぜいガソリンスタンドかドンキホーテあたりで中継するんだろうな。きっと。


もうここ数週間、テレビを付ければどこのチャンネルでもどの時間でもどんな番組でも、やたらめったら消費税がどうのこうの言って特集を組んでる。やれ還元セールがどうの、やれキャッシュレスがお徳だの、駆け込み需要がなんだの、もはや馬鹿とアホのお祭り騒ぎ同然である。




しかも、今回はやけに税率が小難しい。

食い物は8パーセントで

それ以外は10パーセント。


その食い物も、持って帰れば8パーセントで、

その場で食えば10パーセントになる。


ああ、ややこし。端的にいえば108円か110円かの違いやんけ。たかだか数円の差をつけて何になるっちゅうねん。全部10パーにしたらええねん。(いらちな関西人気質)




そういえば、前回の増税はいつだったろうか?


調べてみたら、なんと2014年。「近いうちに」でおなじみ(?)の野田内閣だった。ああ、懐かし。民主党内閣の中でも一番存在感の薄い野田内閣。なんか東日本大震災の管内閣と、今に続く安倍内閣の隙間に挟まれて、超影が薄い気がするのは俺だけか?


しかしまぁ政治というのは巧妙だ。話題のすり替えが早い。増税前にはあんだけ使い道の話で与野党総出でもめるのに、いざ増税してしまえば話題にも上げない。「ふんだくっちまえばこっちの金だ、どう使おうが財務省の勝手だろう」という傲慢な姿勢がありありと見える。腹が立つ。



こないだキャッシュレスについて話したが(既出・「キャッシュレスにモヤモヤ。」)、現金至上主義が根深い日本で、キャッシュレス流行らせようっていうのはめっちゃハードル高いことだろう。だから、国を挙げて「増税するけどキャッシュレス使ったやつは得するから使えよ」で国民を扇動する。


わざわざややこしくして、結果得するのは会員をバンバン増やしたキャッシュレス業者だけだったりするんだろう。恐らくは。




政治は本当に話題のすり替えがうまい。

(大事なことなので二度言った)

考えてみてほしい。

参院選の前、国民の話題は「年金問題」でいっぱいだった。


老後のためにお金を作る必要があります。

国からのお金では十分に賄えません。

なので増税はします。


これでどうやって老後のために

お金を残せばいいんだろうか?


国にあれやこれやと税金で絞られて残り少ない金を貯蓄に回し、しかしそれでも老後ゆとりある生活をすることなど毛頭できない。その上に増税のラッシュである。なんだかおかしい。大事なことを見逃している気がする。



大切なことを見落としたままの

「キャッシュレス増税」。


果たして、今回は一体どうなることやら・・・。



―つづく―

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