イジメと魂と(小六/小説)

プロローグ

「何で?何であたしは駄目なの?」


彼女の身体が空気に溶け込んでいく。


「何で・・・?」


殆ど無くなっている、彼女の身体。


「どうして?どうして?教えてよ・・・」


返事は無い。


「助けて・・・怖いよ・・・ユナ・・・」




彼女は消えた。


空気の中に。

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