第94話 魔法新宿
「魔法新宿ー! キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
「望と希! 二人合わせて希望です!」
望と希は、いつも明るく元気に笑顔で前向きである。
「EiM、まだ2万字か。最悪、魔法JR編がやって来るな。」
「そんなんより1話で、ちゃんと1キャラずつ増やして、アニメ化作品みたいに安定に運用するべきよ。」
JRSのドリームとホープもおしゃべりが大好きである。
「お久しぶりです! 魔法新宿駅の駅娘です!」
「元気だった? 駅娘。」
駅娘は仕事熱心である。
「スマホを持つと人はダメになる。全部じゃないけど。」
「子供にはスマホは持たせない方が良いだろう。」
「しかし、そうするとスマホを持っている子供に負ける。勉強、情報、いじめ、脅迫する写真や動画を撮れるか取れないかで。」
「最後にいじめが出てくる時点で、現代日本の10代の子供たちは終わってる。」
「こんな世界で、争いも汚れもない純粋な国を目指してもどこにもない。」
「きっと毎日、あおり運転でマシンガン、千葉が停電すればブルーシートを張るだけで7万円詐欺。今日もどこかで、オレオレ詐欺。」
「なんて世の中だ。」
「こんな世の中が嫌いだから、沖縄で花火大会があったり、引退した沖縄の女性アーティストみたいに心の支えになるスターが求められる。ヒーロー、ホープ。共感を受ける良いタイトルだ。」
「その人が音楽番組に出なければ、実際のその人の性格を知らない。神格化できている。昔の昭和のスターのように。」
「それに比べ、今時の男女アイドルはテレビに出過ぎで、スターなのに、そこら辺にいる普通の子、またはヤンキー・ギャルというのが分かってしまう。都心なら普通に芸能人レベルの顔を持った一般人は道を歩いている。」
「わざわざ、田舎からアイドルの東京ドームコンサートを見に行く必要はない。」
「都心の人は、アイドル、芸能人に関心がない。なぜなら普通にコンビニに行けば出会えたり、普通に自分と同じものを買って食べていると知っているからだ。知ってしまえば、空想を美化して膨らまして、お金を出してまで会いに行きたいとは思わない。」
都心の人に、そんな夢はない。あるのは、将来、どれだけお金を手に入れるかだけだろう。お受験、送り向かい、勉強、国家公務員に就職、大手企業に就職、安定した生活。都心のお金持ちは、それを分かっている。コネ就職も。
「さまよえる新宿人レベル2を倒したぞ!」
望たちは駅クエストを突破した。
「さあ! 魔法電車に乗ろう! 冒険の始まりだ!」
望たちは魔法電車に乗り次の駅を目指すのだった。
つづく。
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