汐騒(シオサイ
空と地を受け入れる境のもの、
アダムとイブ
おおらかな海綿は欲のままに果てる、
腹の裡は息を吐き生を吞む。
降り已まぬ産声を挙げる
全て飲み込む術、渦の脊椎に知を指す
糞を梳かす花瓶に濯ぐ哥は明瞭な絹を裂く
海流に時を戻す吐瀉に薄明の舟は浮す
死したもの、
活かした太陽が干物を蝕す
鎖堕ち山と積む、大地には畜生しかおらぬ
何故道は開け人は微睡むか
命の限りに抗う、泣いて暮れるものか
海は陽炎に問う、天秤の受け皿に零す命
#詩コン
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