第82話蚯蚓忌
君の人生がやすやす綴じられた、
読めもしない
君のコトは閉じられた、永劫に力強く、溢れる、
私を睨みつけて。
私が生まれるまで、埋まれるから。
滞り勝ちの騒がしい唄に水車はゆく、偽ることも無く。
夢 木の幹のまま、裸の皮を脱がせて。
引っ掻いて描く
幻 着の身着のまま、おもちゃでいいよ。
引っ掛けて仕舞おう
「玩具箱の中を土足で踏み歩くは夜な夜な、
また、母の眼球が怖い。」
くすくす、わらわれているの。
空っ風、風車みたい 実を被せて、潰した。
僕の中をねちっこく掻き回し、
(赤い玉、ふたつ きり。)
恨みますか、それでは 殺し続けてください。
無垢な眼差しでいき続けてくる
(閊え白樺 ~ 看取らるる。)
今を亡くすよに、ふつふつ、裂いた咲いた、
あなたと共に、あなたのそばで、私は生まれ孵る
ひよっこのままで、寄せて返して欲しいものは、魂
記帳な胡蝶、その全てが想像に過ぎないとも。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます