幸せとは

藤田ゆりえ

第1話

これは短編の読みやすい小説である。

昔からよく幸せについての

名言がある。

色んな人が幸せについて語っている。

幸せとは?

私にとっては無縁なものだ。

何故なら私は今、受験に不合格、彼氏もなし、

友達もいない、家族も崩壊の危機にある。

親戚とも仲が悪いし、最悪の人生真っ只中である。「なんかもう、精神障害者にでもなって年金でももらおうかな。あー…。なんか大学入る制度あるとか前もって言ってもらいたかったな。」

「よし。精神障害者になろう!」

私の打算な考えは当たりはしないことにまだ気付いていなかった。

まず、暴れる。犯罪。自殺未遂。いろいろ考えたけどどれがいいかな。

全部やってみよう。

まず…。犯罪。万引きからしよう。

すると25分後、私は普通に捕まりもせずに

出てきてしまった。

あれ?なんか…ミスったな…。

次。自殺未遂してみよう。

私は川の橋に来た。

普通に流れる川。

ここで自殺未遂したら騒がれるな。

と思って橋に手をかけた。

すると、

「ちょっと!危ないよ!」

と声をかけられた。

そこに立っていたのは普通のイケメンの

男の人。

「今、自殺しようとしたやろ!」

と普通に怒られてしまった。

私は一瞬でその人を好きになってしまった。

「俺、施設で働いてるんよー。そんなんしたらダメやろ?」

どきどき。

「そんなんしたら自殺未遂で補導されて施設に送られちゃうよ。」

「ごめんなさい!」

「分かってるならいいけど…。そんなん命で遊んどるやろ?」

「そんな人いっぱい見てきてらしてるんですよね?!」

私は震えていた。

「お姉ちゃん、分かったらいいよ。あんた可愛いんやけ、道はいっぱいあるやん。」

私は気づいたら泣いていた。

「ごめんなさい…っ、ごめんなさい!でもっ、私…っ辛くて!耐えられなくて…っ!」

「いっその事ーやろ?いやあー、よく見たらあんた可愛いし、面白いやん!」

「えっ…。あ、ありがとうございます!!」

「いや、そうやなくて、今から一緒に行かへん?」

「え…!」

「あんたと付き合うたいんやけど」

「ありがとうございます!!私、この上ない幸せです!」

捨てる神あれば拾う神あり。

希望を捨てずに生きていきたい。



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