CONNECT〜鴉とテディベアと怪盗と刑事〜【4人声劇台本】

レイフロ

 

【男1:女0:不問3 / 4人声劇台本】

【ジャンル:ギャグ&ほのぼのシリアス】

【所要時間目安:40分〜50分】


【あらすじ】

ある日、カラスは可愛らしい片目のテディベアをゴミ捨て場から拾ってきた。テディベアは“ぼっちゃん”と名づけられ、二人は仲良く日々を過ごしていた。

その頃世間では、「怪盗・からす」によるお宝強奪事件が発生。警察は未だに逮捕どころか、その正体すら掴めずにいた。次に怪盗が狙うは、幻のブルーサファイア“人魚のなみだ”。

え?カラスとテディベアと怪盗と刑事がどう絡むのかって?

それは見ての(聴いての)お楽しみです←


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【登場人物】

カラス ♂or♀

大きな山鴉やまがらす。ゴミ漁りが好きで、テディベアの“ぼっちゃん”もそこで拾ってきた。ピカピカな物に目がない。基本的に敬語で話す。几帳面。ボケの量:少し。


ぼっちゃん ♂or♀

テディベア。青い瞳が特徴的だが、片目が取れてしまったため捨てられてしまった。声は高め(小学校低学年の子どものような感じ)。一人称は「ボク」。ボケの量:ほぼなし。

※ニュースキャスター(1セリフ)も兼役して下さい。


在原(ありはら) ♂or♀

「怪盗・鴉」を追う刑事で、山樹の指導係。根は真面目だがアホ。極度の方向音痴。ボケの量:やや多め。

(※性別を女性にする場合は、生真面目な女刑事という感じで演じて下さい。その場合、一人称は「私」に変えて下さい)


山樹(やまき) ♂

在原についている新人の刑事。とにかくアホ。だがその正体は…?ボケの量:多い。

(※後半、他のキャラにずっと「ヘンタイ」と呼ばれてしまうので配役注意ですが、下ネタ発言等はありませんので良いヘンタイです←)



※ギャグ部分において、話の主軸をズラさない程度であればアドリブ可です。



【配役表&生声劇張り付け用】

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『CONNECT〜鴉とテディベアと怪盗と刑事〜』

作:レイフロ

カラス:

ぼっちゃん&ニュースキャスター:

在原:

山樹:

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⚠今後のレイフロの台本の更新、新作の公開につきましては、下記HPで行いますので、ぜひご覧ください!

https://reifuro12daihon.amebaownd.com/






以下、台本------------


ぼっちゃん:

カラス、今日もゴミ捨て場に行くの?


カラス:

ええ、行きますよ。


ぼっちゃん:

くちばしをピカピカに磨いてから行くんでしょ?タオルを持っててあげるからこっちで磨いたら?


カラス:

はい、ありがとうございます。


ぼっちゃん:

♪カラス~なぜ鳴くの~


カラス:

(真面目に)なぜと言われましても。私の勝手です。


ぼっちゃん:

歌につっこまないでよ!


カラス:

おかしな歌を歌うからです。


ぼっちゃん:

おかしくないよー。「可愛い子ガラスが待ってるから早く山に帰ろ~」っていうほのぼのした歌じゃないか。


カラス:

カラスにだって事情はあります!どのカラスもみんな所帯を持つと思ったら大間違い(ry


ぼっちゃん:

ストップストップ!そんな真面目な回答は求めてなかったよぉ。


カラス:

私はそんな所帯じみたことよりも人間の作った物に興味あるんです。特にピカピカしている物はもうとにかく集めつくしたいんですっ!!


ぼっちゃん:

カラスは本当に綺麗なものが好きだね。


カラス:

はい!…あ、まだ嘴の右側が曇っているっ!もっとピカピカに磨かないと!


ぼっちゃん:

ふふ、几帳面だなぁ。


カラス:

よし。これでどうでしょう?


ぼっちゃん:

わぁ!ボクの姿が映るくらいピカピカになったね!


カラス:

ふむ。ぼっちゃんがタオルを持っていてくれたおかげで上手に磨けました。ありがとうございます。


ぼっちゃん:

ふふ、ボクに出来るのはこのくらいだからね。……カラス、ボクを拾ってくれてほんとにありがとね。


カラス:

ふふ、急にどうしたんですか?捨てる阿呆あほうあれば拾うカラスあり、ですよ!


ぼっちゃん:

なにそれ、ふふふ。


カラス:

すぐに物を捨ててしまう人間は愚か者です。ぼっちゃんだって片目が取れてしまっただけなのに…。


ぼっちゃん:

しょうがないよ。ショウタくんが飼い始めたワンちゃんがボクで遊んじゃってさ。片方の目を食べられちゃったんだ。


カラス:

ショウタくんとやらが、まだ恋しいですか?


ぼっちゃん:

そんなんじゃないよ!ボクは今までだって持ち主を点々としてきたし・・・。ショウタくんも生まれた頃からずっと一緒にいたけど、ぬいぐるみで遊ぶような歳じゃなくなったんだ…。オトナになったってことだよ、嬉しいことだよ!


カラス:

だから自分は捨てられてもいいと…?


ぼっちゃん:

………。


カラス:

すみません。いじわるなことを言いましたね。


ぼっちゃん:

ううん、いいんだ!…それに、捨てられたからこそゴミ捨て場でカラスに会えたんだ!残った片目だけでもピカピカしててよかったぁ。じゃなかったらカラスの目に留まらなかったもんね。えへへ。


カラス:

確かに最初に目に留まったのはぼっちゃんの美しい青い瞳でしたが、一緒に暮らすようになって、私は “青い瞳のテディベア” ではなく、“ぼっちゃん” が好きになったんですよ。


ぼっちゃん:

ふふ、なんだかくすぐったいなぁ。ありがとう。カラスがいてくれるから今はもう寂しくないよ!


カラス:

それならよかったです。…さて、そうは言ってもぼっちゃんも片目のままでは不便でしょう。左目は青いガラス玉ですから、それに合う右目を探してきます。


ぼっちゃん:

青いビー玉とかがあればいいね!


カラス:

宝の山にきっと良い物がありますよ。


ぼっちゃん:

宝の山ってゴミのこと?


カラス:

えぇ。私は “ゴミ” が大好きですから。


ぼっちゃん:

ふふふ。じゃあ気をつけて行ってきてね!ボクはここでカラスの帰りを待ってるから!


カラス:

はい。それでは行ってきます。



(間)



カラス:

ふーむ…何箇所かゴミ捨て場を回ってみたけれど、ビー玉はありませんでしたね。ここはどうかな?

んー…イテっ!!なんだ?石でも投げつけられたか?

…おや?これはなんと綺麗な青い石!ぼっちゃんの瞳にどうだろう?…ツンツン。ビー玉より少し大きいけれどいいかもしれません!捨ててあるということはこれも“ゴミ”なんでしょうし!

…こんなに綺麗な物を捨てるなんて、人間は史上最強のアホですね。ぼっちゃん、喜んでくれるといいなぁ。



(間)



ニュースキャスター:

本日未明、「怪盗・からす」の予告状通り、博物館より、幻のブルーサファイア “人魚のなみだ” が盗まれる事件が発生しました。警察が厳重な警備を行う中で起こった事件であり、現代に颯爽さっそうと現れた怪盗の正体は、未だ検討もついていない模様です。次のニュースです……




(間)


[時系列:カラスがゴミ捨て場へ出発した頃]


在原:

(棒読み)ナンテコッター!「怪盗・からす」の予告状通りに、まんまと “人魚のなみだ”と呼ばれる幻のブルーサファイアが盗まれてしまったぞーーー!


山樹:

在原ありはら先輩!わざとらしい状況説明ありがとうございますっ!こっちですっ!


在原:

状況説明とか言うな!…山樹やまき?!おまえ口から血が出ているぞ!まさか怪盗・鴉にやられたのか?!


山樹:

やだなぁ先輩、ケチャですよ!ケチャップ!怪盗・からすが来るまで暇だったのでホットドック食ってました!


在原:

は?


山樹:

いやぁ警備って言っても俺、博物館の外の、目立たない裏の道が持ち場じゃないですかぁ。正直ちょー暇だったんすよ!


在原:

はぁ?


山樹:

そしたらちょうどホットドックの移動販売が通ったんで、買って食ってたんですよねー。

そしたら急に奴がバッて現れて!!「嘘だろ?!」ってなって慌てて追ったんですけど、食べ過ぎたせいでわき腹痛くなっちゃってぇ…。俺ってば!警官の自覚が足りないぞっ!めっ!(´>؂∂`)☆


在原:

キモイ!!ウザイ!!可愛くない!!

で、ヤツはどっちに逃げた?!


山樹:

埠頭ふとうの方です! “人魚のなみだ” を持って海から逃亡しようだなんて…ちくしょー!なんてオシャレな奴なんだッ!!


在原:

上手いこと言ったつもりかこの阿呆あほう!!


山樹:

でも本当についさっきのことなので追いつくかもしれません!!

ですが…!くっ…はぁはぁ…俺のわき腹はもうダメです…ッ!先輩、後は、頼み…ました、よ…ガクッ!


在原:

ただの食いすぎだろこの役立たずがっ!!クソが!!......クソがっ!!


山樹:

なんで2回言ったんすか?

ほら先輩、早く追いかけないと逃げられちゃいますよー?また女子高生に「警察ってまじ↑無能~↓」「まじ↑ありえないんだけど~↓」「怪盗とかまじ↑かっこいい~↑」とか言われちゃいますよ!


在原:

無能はお前だ!!俺は先にいくからお前も早く来いよ!取り逃がしたらお前のせいだからな!バーカバーカッ!


(SE:走る音)


山樹:

フッフッフ、先輩すみません…。まさか俺が「怪盗・鴉」だなんて夢にも思ってないんだろうなぁ。

ああ…それにしてもなんて美しいブルーサファイア!こんなに小さいのに時価数十億はくだらないなんて…あはは!

でもさすがに潮時かなぁ。この宝石も日本では売りさばけないし…。在原ありはら先輩との刑事ごっこの日々はけっこう気に入ってたんだけど、そろそろ海外に高飛びする時期か…


在原:

山樹やまきッ!!


山樹:

うわぁぁぁあぁぁ!!(びっくりして宝石を投げる)


(SE:ギャグっぽいような投げる音(ピューンとかポーイとか)が入るとなお良し)


山樹:

ななななんですか先輩!怪盗・鴉を追いかけたんじゃなかったんですか!?


在原:

山樹!怪盗・鴉を見たんだろう?!特徴はどんなだった?!


山樹

え?!えーっと…黒づくめでした!!


在原:

よし、黒づくめだな!お前も腹が治ったなら早く来い!クソがっ!


山樹:

あ…イダダダダ!まだダメです!激痛です!ホットドック8個は食いすぎました!サーセン!!


在原:

8個?!そんなに食ったの?!お前職務をなんだと思ってんのぉ?!


山樹:

先輩!説教は後で聞きますから!逃げちゃいますよ!怪盗・鴉!


在原:

ああ、そうだった!絶対に逃がさんぞ!うぉぉぉぉ!


(SE:走る音)


山樹:

はぁ、心臓に悪い…正体バレたかと思ったぁ…。びっくりして“人魚のなみだ”をゴミ捨て場の方にブン投げちゃったよ…。


カラス:

(…ぼっちゃん、この綺麗な石、喜んでくれるといいなぁ。)


山樹:

あれ?どこ行った…?うわっカラスだ!邪魔だ、どっか行け!シッシッ!


カラス:

(はいはい、どうせカラスは邪魔ものですよぉ・・)


山樹:

でけぇカラスだなぁ。人間様の出したゴミ食べてあんなにデカく育つなんてほんといいよなぁ。こっちは汗水垂らして怪盗と刑事の両立してるってのにさぁ…。嘴もデカくてピカピカで鋭くて…

ん?なんか青くて光るものをくわえてる…?まさかあれは!“人魚の泪”?!


カラス:

(さぁ帰りますか。ぼっちゃんが待っていますし…)


山樹:

嘘だろおい!待てコラぁ!怪盗・鴉がリアルのカラスにお宝を盗まれるなんてシャレにならないだろぉぉぉ!それは俺のだ!返せぇぇぇぇぇ!!


カラス:

(空を飛びながら)あの人間、まだなにか叫んでますね。ゴミ捨て場からけてあげたのにまだ何か不満なんでしょうか?そんなに邪険じゃけんにしなくてもいいのに…。はぁ、早く帰ろう…。



(間)



在原:

はぁはぁ…しまった…。自分が方向音痴だということを失念しつねんしていた!!埠頭ふとうはどっちだ?!海どころか何故か森に迷い込んでしまったが…。

ん?あそこの木の上に小屋みたいなものが出来ているな。懐かしいなぁ、ガキのころは木の上の秘密基地に憧れたもんだぁ。うふふ。


カラス

ふぅ…到着!っと…。ただいま帰りました~!


在原:

カラスが木の家に入っていった…?ねぐらにしているのか?…ん?窓辺にはぬいぐるみのようなものが見えるなぁ。


ぼっちゃん:

おかえりカラス!どうだった?


カラス:

イイ物を見つけましたよ!見て驚かないでください?ジャーン!


ぼっちゃん:

わっ!なにこれ!すごく綺麗!!


カラス:

博物館の近くのゴミ捨て場にあったんです。完全な丸ではなくて、しずくのような形をしていますが、ぼっちゃんの瞳に合うのではないかと…!


ぼっちゃん:

こんな綺麗なもの見たことないよ!わぁ!いいのかな?


カラス:

いいんですよ。捨ててあったのですから。試しにつけてみますか?


ぼっちゃん:

うん!


カラス:

落ちないように糸で固定しますからね。ちょっとチクッとしますよ?


ぼっちゃん:

大丈夫だよ。ボクはぬいぐるみなんだから痛みは感じないよ。


カラス:

物理的な痛みは感じなくてもぼっちゃんには心がりますから。気持ちの問題ですよ。


ぼっちゃん:

カラスは本当に優しいね。


カラス:

(照れ隠しの咳払い)ゴホン…、ほら、動かないで?


ぼっちゃん:

はーい!


在原:

んん?さっきのカラスがぬいぐるみをつっつき回している?ここからじゃ良く見えんが…なにかキラキラしたものをくわえているように見えるな…。

お!この木、はしごがついてるじゃないか!本部には埠頭ふとうの方に怪盗・鴉が向かったという情報は伝えたし、気になるからちょっと登って様子を見てから俺も向かおう!どうせ海がどっちかわからんしな!多分右の方だろ!困ったら右に行くに限る!なんとなく!!


カラス:

よし!つきましたよ!私のピカピカの嘴に自分の姿を映してみてください?


ぼっちゃん:

わぁすごい!両目が揃ったのは久しぶりだぁ!嬉しいなぁ!


カラス:

こうやってつけてみると、この石の形、しずくというか涙のようにも見えますね。


ぼっちゃん:

それじゃあ、これは嬉し涙だね!


カラス:

えぇ、そうですね。とてもお似合いです。


ぼっちゃん:

ふふ、ありがとうカラス!


在原:

(こっそり覗きながら/心の声)なんてことだ!!ぬいぐるみの目にくくり付けられているのは、間違いなく“人魚のなみだ”!!一体どういうことなんだ?!

ま、まさか…!“怪盗・鴉”というのは通り名ではなく…ガチの!鳥類のカラスだったってことなのか?!山樹が言っていた「黒づくめ」という特徴にも合致する!!

と、とにかく!鳥だろうがなんだろうが“人魚の泪”を取り戻さなければ!


在原:

うっ、動くな!!怪盗・鴉め!!


カラス:

(何事ですか?!)


ぼっちゃん:

(ふぇ?!人間がどうしてここに?!)


在原:

もう逃げられんぞ!“人魚の泪”は返してもらう!!


カラス:

(ハッ!…まさかこの綺麗な石を狙っているのか!?)


ぼっちゃん:

(カラス…)


カラス:

(大丈夫です!私が守りますから!)


在原:

観念して手をあげろ!…ん??羽を上げろ!!…でいいのか?


カラス:

(ここから出て行け!!)


在原:

ぐっ…そんなデカイ声でカァカァ行っても俺は引き下がらんぞ!この泥棒鴉め!そのぬいぐるみを渡せ!!


ぼっちゃん:

(カラス…恐いよぉ)


カラス:

(人間はぼっちゃんを捨てたくせに!ようやく両目の揃ったぼっちゃんからまた幸せを奪う気か!)


在原:

くちばしが黒光りしているし、めちゃくちゃ鋭い…あんなので突かれたら怪我ではすまないかもしれない!もはやあれは凶器だ!こうなったら発砲もやむを得ない!無傷で逮捕してしっかり裁判にかけたかったが!

…ん?リアルカラスでも人権はあるんだったかな?いや、鳥だから鳥権とりけんか?というかそもそも供述は出来るのか?!答えろ!怪盗・鴉!!


カラス:

(くっ…!人間を傷つけるのは信条に反しますが、ぼっちゃんを守るためです…攻撃しなくては!狙いやすい急所は…目玉!!)


ぼっちゃん:

(カラスやめて!人間を傷つけちゃダメだよ!)


カラス:

(ですがぼっちゃん…!)


ぼっちゃん:

(お願い!この石なら渡すから!)


山樹:

(のんきな感じで)センパーイ!どこですかー?在原ありはらせんぱーい!アホの在原ぁぁ?


在原:

あの声は、山樹?!

…おーい!上だ!木の家にいる!!


山樹:

は?上?…あ!あんなところに木の家が!なに遊んでるんすかー?


在原:

バカヤロウ!ここに怪盗・鴉がいるんだ!お前も手伝え!早く登って来い!!クソが!!


山樹:

は?!怪盗・鴉が?!鴉は俺ですけど……じゃなくて!!わかりましたー!今から登りますー!


山樹:

(心の声)どういうことだ?こっそり先輩にしかけておいたGPSを頼りにここまで来てみたけど、怪盗・鴉がこんなところにいるわけが…!てゆーか俺なんですけど?!怪盗・鴉は俺なんですけどぉぉぉぉ?!?!


ぼっちゃん:

(もう一人来るみたい…どうしようカラス…)


カラス:

(チッ…!ん?あの男は…さっきゴミ捨て場でギャーギャー騒いでいた奴では…?)


山樹:

よっと…うわぁまじで木の家だぁ。先輩何やってるんですか…って、カラスゥ?!


在原:

そっちじゃない!クマのぬいぐるみの右目をよく見てみろ!


山樹:

なっ!!!あれはまさか“人魚の泪”?!ということはあのカラスさっきの…!!


在原:

さっきの??


山樹:

え?!あ、いや、そういやさっき博物館の近くで、ちょうど同じくらいの大きさの、嘴がピッカピカのカラスを見かけたなぁ、なんて…。


在原:

なにぃ?やはりコイツが怪盗・鴉なのか!?でもお前、博物館から逃げていく怪盗・鴉の特徴が「黒づくめ」だと言っていたが、なぜその時点で、人間ではなく鳥類のカラスだと言わなかった!!


山樹:

はぁ?怪盗・鴉がリアルカラスなわけが……あ、でも待てよ…?


山樹:

(心の声)怪盗・鴉がそこにいるリアルカラスだったってことになれば、「なーんだカラスが犯人か~!頭のいいカラスも居たもんだな~!あはは!捜査は止めだ!あはは!飲みに行くぞフゥー!!(☝ ˘ω˘)☝」ってことになるのでは?!


在原:

どうした?山樹。


山樹:

ああ!そうでした!埠頭の方へ行ったのはそこのカラスで間違いありません!!


在原:

やはりそうか…!ううむ…


山樹:

(心の声)「やはりそうか」って何だよ!そんなわけねーだろ!


在原:

ん?でも待てよ?怪盗・鴉からは予告状が届いているんだぞ!あれもこのカラスが作ったというのか?!


山樹:

(心の声)しまったー!!予告状送ったことすっかり忘れてたー!クッ…ここは俺の話術でどうにか丸め込むしか…!


山樹:

カラスは頭が良いんですよ!ゴミ捨て場にほどこしてあるカラス避けだってだいたい意味ないでしょう!あとクルミを壊すためにわざと道路に置いて車にかせたりするって「ビックリ動物100連発!」で観た気がします!だからきっと人間がパソコンを打つのを見て覚えたんですよ!


在原:

山樹やまき


山樹:

(心の声)さすがに苦しかったかぁぁ!!あ、「ビックリ動物100連発!」じゃなくて「天才!シムーラ動物園」で観たって言った方が信憑性があったかもぉぉぉ!!


在原:

そんなに頭がいいカラスがいるとは!!なんてこったぁぁぁ!!


山樹:

(心の声)なんか信じたー!!!


在原:

確かに、さっきこのカラスが糸を使ってそこのぬいぐるみに“人魚の泪”をくくりつけるところを見た!どおりで頭がいいわけだ!


山樹:

(心の声)え?あのカラスがぬいぐるみに目をつけてあげてたの?優しくね?…てゆーか、カラスにばかりに気を取られてたけど、あのテディベア、どこかで…?


在原:

だったら下手に近づくのは余計に危険だな。生け捕りにしたかったが、やはり撃つしか…!


山樹:

ああああああああああ!!!


在原:

なんだ?!どうした急にデカイ声を出して!!


山樹:

あのテディベア…!あれはまさか…!!


ぼっちゃん:

(何だろうあの人、めっちゃボクのこと見てくる…きもちわるっ!)


カラス:

(ぼっちゃん、あの男はゴミ捨て場でも何かギャーギャー騒いでいたし、ヘンタイかもしれません!気をつけてッ!)


山樹:

先輩!ここは俺に任せて、先輩は応援を呼んで来てください!


在原:

なんだと?!だが山樹…!相手はパソコンで予告状を作るほどの天才カラスだぞ!


山樹:

ヤツはあのテディベアを守っているようです!きっとヤツも大人2人に囲まれては警戒心を解けないと思うんですよ。俺がなんとか説得してみせます!


在原:

説得ってお前…!カラス語が話せるのか?!


山樹:

はぁ?そんなわけ…あ、いや、えーと…そうだ!!昔、通信教育で「カラス語検定2級」を取ったことがあったようなないような…


在原:

お前…!


山樹:

(心の声)さすがに苦しかったかー!「カラス語検定」ってなんだよ!誰が合否を判定するんだよぉぉぉ!


在原:

そんな特技があったなんて!すごいじゃないか!でかしたぞ!ヨーシヨシヨシ!


山樹:

(心の声)なんか信じたー!!!


山樹:

と、言うわけなので、先輩は応援を呼んで来て下さい!


在原:

わかった…。あと、山樹…!


山樹:

はい?


在原:

死ぬなよ?( • ̀ω•́ )✧キリッ


山樹:

はよ行け!!…じゃなくて、わかりました!必ず生きて帰ります!


カラス:

(一人どっか行きましたね…なんだったんだ、くそウザかった…)


山樹:

邪魔者がいなくなったところで、腹を割って話そうじゃないか。カラス君。


カラス:

(ヘンタイの方が残るとは…クッ…色んな意味でキツイ!)


山樹:

申し訳ないが、俺はカラス語が話せない!だが、そのクマちゃんのことなら知っているぞ!


ぼっちゃん:

(なんかボクのことすごいカッコつけて指差してくるぅ…きもちわるいっ!)


山樹:

薄汚れていてすぐには気がつかなかったが、そのクマちゃんは1930年代にドイツで作られ、世界でたったの数十体しか存在しないとされる超貴重なテディベアだ!ブルーの瞳と足の裏に特殊な刻印があるのがその証拠だ!


カラス:

(なにか力説しているが、私は人間の言葉が全然わからない!どうしよう…なんかめんどくさい!!)


ぼっちゃん:

(カラス!ボクはずっと人間と過ごしてきたし、だいたいわかるから通訳するね!)


カラス:

(おー!さすがぼっちゃん!)


山樹:

実は俺は、そのクマちゃんを盗もうとしたことが過去にある!日本で唯一この貴重なテディベアを所有している鳳凰院ほうおういん薔薇麒麟ばらきりんさくら瑪瑙めのう燦燦さんさんに盗みに入ろうとしたんだ!

セキュリティが「NASAか!」ってくらい厳しかったからやめたけどな!!


ぼっちゃん:

(今、ホウオウインバラキリンサクラメノウサンサン家って言った…?それってショウタくんの名字だ!)


カラス:

(え?ショウタくんって、「ホウオウインバラキリンサクラメノウサンサン ショウタ」って名前だったんですか?!長っ!)


山樹:

鳳凰院ほうおういん薔薇麒麟ばらきりんさくら瑪瑙めのう燦燦さんさん程の大財閥だいざいばつが所持していたはずのテディベアが、何故今こんな木の家にあるのかはわからないが…

そんなことはどうでもいい!俺はテディベアが!クマちゃんが!大好きなんだぁぁぁ!!


ぼっちゃん:

(この人やっぱりヘンタイだよカラスぅぅぅ!恐いよぉぉぉ!)


カラス:

(やはりヘンタイか!!納得!!来るなら来いっ!目玉をえぐり出してやります!)


山樹:

カラス君!俺はお前の味方だ!!俺はテディベア愛好家!そのクマちゃんを直してあげたいだけなんだぁぁぁ!


ぼっちゃん:

(カラス、このヘンタイ、ボクたちの味方だって言ってるよ?ボクを直したいだけだって)


カラス:

(騙されてはいけません!ヘンタイはハァハァ言いながらあの手この手で欲しいものを手に入れようとするものです!)


ぼっちゃん:

(なんかカラスの偏見がすごいぃぃぃ!!何か嫌な思い出でもあるのかなぁぁぁ!?!)


山樹:

カラスは頭がいいんだろ?今はこれくらいしかないが!ほら見てみろ!これでも俺がクマちゃん好きではないと疑うのか?!=͟͟͞͞⊂( ’ω’ )=͟͟͞͞⊃バッ!!


カラス:

(な、に…!?いい歳して財布が「リラックスくま」だと?!キーケースもキーホルダーも「くまもんヌ」や「くまのぷーたろう」だ!ダメ押しでインナーシャツがテディベア柄だとぉぉぉ!認めざるを得ない!ちくしょー!クマちゃん大好きかよぉぉぉ!)


ぼっちゃん:

(カラス!落ち着いて?!キャラがブレてるよ?!!)


山樹:

くちばしを向けるのをやめてくれたんだな…!カラス君、わかってくれたのか?!


カラス:

(大のクマちゃん好きが、ぼっちゃんに酷いことをするはずがありません…。くっ…不本意ですが、信じましょう!)


ぼっちゃん:

(え?なに?カラスもクマが好きだったの?ボクを拾ったのは瞳がピカピカしているからじゃなくてクマ好きだったからなの?!)


カラス:

(ピカピカは大好きですよっ!でででもその…クマちゃんは例えピカピカしたものがついていなくても、か、可愛いじゃないですか!)


ぼっちゃん:

(ヘンタイさんとの意外な共通点が…)


カラス:

(ぼっちゃん?!なんですかその白い目は!!私はヘンタイじゃありませんよ?!断じてヘンタイなどでは!!)


山樹:

よし!それじゃあ先輩が応援を呼んでくるからここから逃げよう!俺に作戦がある!協力してくれるか?カラス君!!


ぼっちゃん:

(協力してくれたらここから逃げられるってさ!)


カラス:

(やむを得ませんね…)


山樹:

その優しげな顔は「協力を惜しまない!」という意味にとらえていいかな!心強い!でもな、その右目の“人魚のなみだ”だけは先輩にも見つかってしまった以上、どうしても返さなければならないんだ。


ぼっちゃん:

(え・・・!)


山樹:

このまま逃げる方法がないわけじゃない…でも、カラスが貴重な宝石を盗んでいったとなれば、「都内のカラス一斉駆除計画」なんかが実行される可能性もありえる。それじゃ困るだろ?


ぼっちゃん:

(「くじょ」って…カラスが死んじゃうってこと?!そんなの絶対にダメだよ!カラス…せっかくカラスが見つけてきてくれた石だけど、これは返そう?ボクは片目でも全然平気だから!)


カラス:

(…ぼっちゃんがそれでいいのなら…)


山樹:

(心の声)このカラス、ちょいちょいクマちゃんの方を見ているな…。まるでクマちゃんの声に耳を傾けているみたいだ。なんか会話でもしてんのか?まさかな…


カラス:

(では、取りますね…?必ずまた新しい瞳を探してきますから…)


ぼっちゃん:

(ぐすん……うん…。)


山樹:

(心の声)ああ…カラスがクマちゃんの目を優しく取ってあげている…!なんか親子みたいな愛情を感じる…!ヤバイ…なんか俺泣きそう…!かあちゃーん!!(鼻グズグズ)


ぼっちゃん:

(あれ?なんでヘンタイさんまで泣いてるんだろう…気持ち悪い…)


カラス:

(この石が原因でこんなことになっているのなら返しましょう。ただし、ぼっちゃんを絶対に安全なところに逃がしてもらいますよ…!)


(SE:コロン)←宝石が転がる音。机に何か転がして音出してもらうと良いです。


山樹:

ありがとう、カラス君…!俺は決めたよ!この宝石さえ取り戻ればさっさと高飛びでもしようかと思っていたけれど、君たちを宝石泥棒にするわけにはいかない!

ここは天下の大泥棒「怪盗・からす」とリアルカラスによる共同戦線だ!共にクマちゃんを救おうではないか!


カラス:

(何を言っているかはわかりませんが、気合いは伝わりました!この人は信用していいヘンタイですね!)


ぼっちゃん:

(うん、ボクもそう思うよ!ヘンタイバンザイ!)


山樹:

では作戦を説明する!ゴニョゴニョゴニョ…



(間)



在原:

クッ…なんてこった…!応援を呼ぼうにも、電波が悪くてその辺をずっとウロウロしていたら迷ってしまった!いや、最初から迷ってはいたのだが!!一生この森から抜けられる気がしない!!ジーザス!!


山樹:

すぇーんぷゎーい(先輩)!!


在原:

ハッ!山樹やまき!おまえ、無事だったのか!


山樹:

はぁ、はぁ…怪盗・鴉からなんとか“人魚の泪”を奪い返すことに成功しました!


在原:

おお!でかしたぞ、山樹!!


山樹:

で、でも…怪盗・鴉に逃げられてしまって…


カラス:

カァァァ!


在原:

あっ!あれは怪盗・鴉!


山樹:

(棒読み)クソー、怪盗・鴉メ!絶対ニ逃ガサナイゾー!


在原:

逃げていくぞ!


山樹:

俺がヤツを追いますから、先輩はこの宝石をお願いします!


在原:

あぁ!はわわわ…こ、これが時価数十億の宝石か!なんて美しいんだ!目が眩むっ!あぁ///


山樹:

では!また合流しましょう!


在原:

ちょっと待て!その小脇に抱えているクマのぬいぐるみも持っていくのか?


山樹:

へ?ああ…これですか?いやぁ…これはその、小汚いのできちんとゴミに出しておきます!森の自然を守るのも警察官の勤めですから!…ですよね?!不法投棄!ダメ!ゼッタイ!


在原:

おお!お前にもついに警察官としての自覚が出てきたようだな!俺は嬉しいぞ!

あの買い食いばっかりしていたクズでアホで頭にお花が咲いてる目クソ鼻クソみたいな山樹やまきがなぁ・・・グスン。


山樹:

やめて下さいよ先輩…テレるじゃないっすか…!


在原:

よし!宝石は俺に任せて、お前は怪盗・鴉を追え!お前の刑事魂けいじだましいを…いや!デカ魂を見せてみろ!!


山樹:

はい!!行って参ります!!


(SE:走る音)


在原:

よし!では俺も森を出るとするか!

……ハッ!!しまったーーー!!俺迷子だったーーー!!山樹やまきぃぃぃカムバァァァック!!!



(間)



カラス:

とにかくあのヘンタイとの待ち合わせ場所まで急がないと!はぁ…あのヘンタイにぼっちゃんを預けて本当に大丈夫だったのでしょうか…。

「ボクを信じて」なんてぼっちゃんに言われたら信じないわけには…!

クッ…もしぼっちゃんに何かあったら目玉をくり抜いて鼻の穴に突っ込んで…えーっと…なんかアレをコウしてソレをナニした挙句、奥歯ガタガタ言わしてやるから覚悟しておけぇい!



(間)



山樹:

…尾行はないな?よし!先に行ったはずのカラス君はもう来てるかな?


カラス:

じーーーーーーーっ


山樹:

お!電柱にいるな。…ん?心なしか俺めっちゃ睨まれてるような気がするけど…。

あ、そうか!クマちゃんもちゃんと持ってきたぞー!安心しろー!


ぼっちゃん:

(カラスー!ボクなら大丈夫だよー!)


カラス:

(ぼっちゃん!よかった!)


山樹:

ここの地下に潰れたバーがあるんだ。そこが俺の隠れ家なんだけど…ほら!扉の脇に猫用の入り口があるだろ?そこからお前も自由に入れる!


ぼっちゃん:

(カラス、猫用の入り口から入ってだって!)


カラス:

(むっ…。猫はいないでしょうね?じーーーーーっ)


山樹:

そんな睨まなくても猫はいないっての!ほら、今はドア開けてやるから一緒に入れ!


(SE:扉開ける音)


ぼっちゃん:

(わぁ!すごい!テディベアが棚にたくさん!)


カラス:

(ほう、自称テディベア愛好家は伊達じゃありませんでしたね)


山樹:

ふぅ…まずはクマちゃんを洗おうか。俺の目に狂いはないと思うけど、本当にあの貴重なテディベアかどうかも確かめないと…。


在原(ナレーション):

どうも、突如とつじょナレーションに抜擢された在原ありはらです。イイ声で読みます。ゴホン(咳払い)。

カラスがそばで見守る中、山樹は慣れた手つきでテディベアを綺麗に洗った。その後、特徴的な青い瞳や足の裏にある特殊な刻印を調べた結果、間違いなく世界に十数体しかないと言われる貴重なテディベアだと判明したのだった。


カラス:

(ぼっちゃん!見違えるようです!こんなに綺麗になって!)


ぼっちゃん:

(えへへ、フワフワだよ!カラス触ってみて!)


カラス:

(本当ですね…とてもフワフワです)


在原(ナレーション):

テディベアは“人魚のなみだ”ほどではないとしても十分な収穫と言えた。片目が失われているとはいえ、売ればきっと世界中のテディベア愛好家たちがこぞって値段を付けるだろう。

それなのに山樹は迷っていた。テディベアに幸せそうにすり寄るカラスの姿を見て、心を打たれてしまったのだ。だから売らない!テディベアは売らないのだ!絶対にッ!!!!


山樹:

いや!ナレーションの圧がすごい!!まだ売ろうか売るまいか迷ってるよ!俺は!!


在原(ナレーション):

山樹は強い意思を持って売らないと決めた!今決めた!!カラスとクマちゃんには人間には計り知れない絆があると感じたのだ!そんな二人を離れ離れにしてはいけない。ここにはちょうど猫用の入り口も付いていることだし、カラスがクマちゃんに会いたい時にいつでも会いに来ることが出来る。二人の絆を守ってやろうと山樹は心に誓った!神様や仏様…あと…ガンジーとか、ドラ○もんとか、なんかそこらへんに誓った!!


山樹:

うるせーなわかったよ!売らない!売りませんンン!これでいいですかぁぁぁ?!!?


ナレーション(在原):

それでこそ男の中の男!山樹やまき!イケメン、というわけではないが…むしろどっちかと言えば顔は冴えないが!でも、ほら…あれだ!心がイケメン!それだ!!人間は顔じゃない!!顔じゃあないんだ!!だから元気出せ?な?


山樹:

いいよ無理やり褒めてくれなくてもぉぉぉ!!


カラス:

(なんか独り言いってますね…)


ぼっちゃん:

(ヘンタイさんだからね)


山樹:

はぁ…なんにせよ、片目じゃ可哀相だしクマちゃんの左目どうしようかなぁ。まぁ同じものは手に入らないから似てるものを探すしかないんだけど…。


カラス:

(ぼっちゃんの瞳は私が探してきますっ!!)


山樹:

いててて!つっつくなよぉ。売らない!クマちゃんはどこにも売らないってばー!!


ぼっちゃん:

(ふふふ…この二人、案外仲良くなれるかもなぁ)


カラス:

(ぼっちゃんの瞳は必ずや私がぴったりなものを探してきますから任せて下さい!!)


山樹:

いででで!絶対売ったりしないから!約束するから!!そのデカイくちばしでつっつくなぁぁぁぁ!!




ナレーション(在原):

めでたしめでたし!

……ん?いや、俺まだ森ん中で迷子なんですけどぉぉぉぉ?!?!!どーどーどー…(セルフエコー)




End.

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CONNECT〜鴉とテディベアと怪盗と刑事〜【4人声劇台本】 レイフロ @reifuro

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