毒とドクダミ
あれもこれもみんな毒のようだ
なんて唾を吐き掛け
朝日に背を向け逃げ出した
けれど街の清々しさに
僕が誰よりも毒なのだと気づいて
途方に暮れる
帰る場所など
帰って良い場所など
帰りたい場所など
本当はどこにもありはしないんだ
ならばせめて
生い茂るドクダミの中に寝転んで
澄み渡る空を眺めながら
眠りにつこう
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