転生学園

ゆきやなぎ

プロローグ

…さー…ん…

…ますかー…

聞こえますかー

あ、大丈夫そうですね。よかった。

はじめまして、わたしはあなた方の世界で言うところの神です。そうですそうです!異世界転生ってやつです。亡くなられたのは本当に、お悔やみ申し上げ…え?あ、大丈夫ですか、そうですか。

…自分がどういう世界に転生させられるのかって?すいません、まだ決まってないんですよ。まずは学校へ行っていただきますから。ええ、学校です。

聞いてない?そりゃそうですよ、死後の世界なんて誰も知り得ないでしょう?

最近転生者増えてきましてねー…いろんな神から苦情が来てまして。世界観が崩れるーとか、常識くらいは教えといてくれーって。んじゃ学校作ろうかなと。

え?勉強したくない?いいんですか?言葉分からないですけど。つらいですよー、分からないと。それで困ってる転生者さん結構多いんですよ。酷ければ神様がここの学校に送り込むことも…まあ期限はありませんしずっといてもらってもよろしいですけれどね。

…やっぱり勉強したい?わかりました。ではここにお名前を…はい、はいOKです。

では、あらためまして。

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