どうでもいい真実
デレデレと鼻の下を伸ばし、紹興酒を煽っているイケメン"エグゼクティブプロデューサー"の胸に寄り添う私。
私の反対側、この残念過ぎるイケメンの横に座っているのはあかりちゃんと席を交換したキミだ。
あかりちゃんと蘭ちゃんは正直何が起きてるのか分からない、といった表情をしながらも空いた皿やグラスを端に寄せたり、出てきた料理の取り分けをしてくれている。
「浅井さん、すっご~い。お酒お強いんですね!素敵!」
1杯煽る事にこれでもかってくらいに褒める。
キミは空いたグラスにすかさず紹興酒を注いでいく。
ご機嫌になっているこの残念なイケメンは高笑いしながらも更に酒を煽っていた。
なんでこの残念なイケメンがあかりちゃんから、私に乗り換えたかって?
そんなの簡単なことさ。
私のが胸がこの4人の中で1番立派だから。
おっぱいは正義だ。
若い頃はフリーモデルというグラビアアイドルの真似事をしていた時期もあった。
おっぱい好きは多い。
本当に多い。
うんざりするほど多い。
『何カップ?』と『ちょっと揉ませてよ』なんて定型文の日常会話なのか?ってくらいに多い。
まぁ、そのデカいおっぱいが好きな人がいるおかげで私は自分の店での地位は高いのだけど。
この残念なイケメンも例に漏れず、昼間声を掛けて来た時にお前は胸と喋ってんのかー?と思うくらい凝視していたのだ。
そして『営業』に来ているHoneyの2人に対し、蘭ちゃんをスルーして、あかりちゃんを選ぶ。
あかりちゃんのお胸は"それなり"だ。
蘭ちゃんのお胸は"慎ましい"。
そんな事を踏まえて推理すれば、真実はいつも1つ!!
小学生探偵もビックリ、敵は大きければ大きい程に価値を見出すタイプのおっぱい星人だ。
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