選択の分岐法
しましま
第1話 出逢い
突然で申し訳ないが俺は今
人生最大の苦難を迎えている
どちらを選択すれば・・・
話をちょうど30分前に戻してみる
俺は『赤木 龍一』36才のサラリーマン
最近35年ローンでマイホームを手に入れた順調に幸せな家庭を気づいてる風に見えるが、、、、
仕事から帰ってくると
山のように家事洗濯が待ち構えている
自分の休まる時間は果たしてあるのでしょうか?
嫁に文句を言おうもんなら100倍返し
ストレスで体重増加が止まらない
もうすぐ0.1㌧の大台が目前
自己紹介はこれ位にして
本題に戻るわけだが
俺は出張の帰り中、車で高速を走っていた
昨日は夜中の2時まで接待
そりゃこんな状態だったら眠たくなるわな
間近のパーキングエリアまで20キロ
こりゃ無理だわ、絶対無理
眠い眠すぎる
4時間ぶっ通しの運転はさすがに しんどい
寝たら死ぬって某アニメの死亡フラグかよっ
居眠り事故で the end
絶対いやだ、やりたいことはまだまだあるし
昨日買ったライトノベルも読んでない
そんなことを考えていると
ふと横を振り向くと助手席に誰かが座ってる
驚きで、すっかり目が覚めたが、、、
真面目に怖い もしかして幽霊
『こらこら 誰か幽霊じゃ、お前さんが、死にたい死にたいと騒ぐから きてやったわ』
えっ何言ってるの、この人、、、
『失礼なやつじゃ 聞こえてるぞ』
『あなたは誰ですか?』
『見てわからんか?』
『いや・・わかりませんけど』
『死神じゃ、お前さんが呼んだんだろ?』
『はぁー 言ってる意味がわかりません』
『死にたい死にたいと しつこく冥界まで聞
こえておったぞ』
『言ってないし、、』
う~ん 言ったかな いやいや違う違う
でも、この死神よく見てみると少しかわい
いかも・・・俺の好きなツインテールに
メガネ美少女 しゃべり方がおっさんなのは
残念だがツインテールこそ正義
『いや違いますよ、ツインテールさん
眠たいって言ったんですよ
死にたいじゃなくって眠たいって』
『えっ!』
『えーそうです』
『まぎらわしい、言い方するんじゃない!』
『ところでツインテールさんって何じゃ!』
『あなたのことですけど・・・』
『ワシはそんなハイカラな言葉は知らん』
『死神といっとるでわないか』
『お主、そんな無駄話しして良いのか?』
『どういうことですか?』
『お前さん、あと5分で死んでしまうぞ』
『はぁー』
この死神(ツインテールさん)との出会いと選択が後に大変な受難と転機を招くとは・・・
俺はまだ知らない
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