第5話 婚約者

「確かに、王都には負けるけどここの活気も凄い」


 優斗は、馬車の向かいに座るエマに呟いた。


「はい。ここオリエンの港も、王都に負けないくらい凄いんですよ」


 フレイスフェン家の本拠地であるバルカは北から南へ流れる大河、テルベのほとりに作られた町だった。

 テルベ川はフレイスフェンの領地を南北に走り、南の海まで繋がっていた。

 テルベ川を利用した物流によってフレイスフェン家は支えられ、テルベ川を大動脈とすれば、バルカの町は正に心臓と言うべき物流の中心地だった。

 オリエンに向かう優斗に同行したのは当然、護衛を務めるロブ、そしてエマだった。優斗からは別段何も言っていないが、どういうわけかクラウスがエマの同行を取り決めた。


(やっぱり監視役かもな)

 

 等とも考えたが、何事にも無邪気なエマの様子を見ているとそれも分からなくなったいた。

 ちなみに、オリエンは防衛を後回しにしたようで、城壁は王都の城壁と比べると遥かに低いものだった。また、フレイスフェンの居城も、豪勢ではあるが城よりも巨大な屋敷と呼んだ方が相応しいような建物だった。

 


 屋敷へと到着し、セシリアのいる部屋へは、エマが案内をした。


「クラウス様の書斎です。クラウス様が居られないときはセシリア様の書斎になっています」


 その扉は開け放されており、一人の召使が部屋の中に入り出てきたかと思うと、次の召使が入り、また出ていくといった様子で、非常に慌ただしかった。


「失礼します。セシリア様」


 そう言ったエマと共に優斗は部屋の中を覗き込んだ。

 その書斎は殆どのスペースが本棚で埋まっていたが、その中に机があり、その机の上にもいくつもの本と書類が広げられていた。


「エマ? 戻ったの?」


 それらの書類に視線を落としていた少女、クラウスの娘であるセシリア・フレイスフェンはゆっくりと顔を上げた。

 年齢は優斗の一つ上の十七歳。肩までかかる銀色の髪。真っ白な肌と、人形のような整った顔立ち。だが、瑞々しい唇とエマに向けられた柔らかな微笑が、美しい生命感を放っていた。

 

 これまで噂には聞いていた、トモエと比べて魔国でも一、二を争う美貌を前にし、優斗は思わず息を呑んでいた。

 いっぽう、セシリアはエマの隣にいる優斗に気づき、僅かに目を見開いた。


「まさか……ユウト殿下ですか?」


 優斗の赤い瞳を見て察したのであろうセシリアが呟く。

 すぐにエマがセシリアに告げた。


「はい。こちらはユウト殿下です。急いで王都より参ったため、使いを送る事も出来ず、申し訳ありません」


 セシリアはすぐに席を立ち、優斗に歩み寄った。そして右手を胸に置き、深々と頭を下げた。


「フレイスフェン家のセシリアでございます。出迎えをしなかった無礼をお許し下さい。そして……」

 

 セシリアは顔を上げ、優斗の瞳を覗き込む。見つめられ、自分の心臓が高鳴るのが優斗は分かった。


「そして、至らないとは思いますが、良き妻として夫たる殿下を助けます。どうか、末永く……宜しくお願い致します」


 そう言ってセシリアはまた微笑んだ。


「あっ……優斗です。そのっ、まあ……」


 もともと、優斗はセシリアとの結婚には否定的だったが、その事を本人に伝えるる勇気は優斗にはなかった。また初対面の少女、しかもとびきりの美少女に、いわばプロポーズをされ、分かっていた事であっても優斗の心臓は激しく高鳴っていた。そこに再びセシリアの笑顔を向けられ、優斗の狼狽は最高潮となってしまった。


「殿下、あたしが言った通り凄く美しい方でびっくりしましたよね」


 優斗の態度を見ていたエマがそう言って笑った。


(くっ……)


 自分の慌てぶりがエマに露見している事を知り、 優斗はますます慌ててしまった。


「エマ、殿下をからかってはいけません。それより、こちらに来られたという事は何かお急ぎの案件でもあったのでは?」

「はい、セシリア様。クラウス様から手紙を預かってきています」

「失礼します、殿下」


 エマはセシリアに手紙を差し出す。セシリアは手紙を受け取り、その場で読み始めた。

 優斗はセシリアが手紙を読む間、平静を取り戻そうと努力した。

 しばらくして、セシリアは手紙を畳んだ。


「状況は分かりました。こちらへどうぞ」

 

 その後、優斗とセシリアのみ別室へと移動した。


「すいません、お邪魔をしてしまって」

 

 席に座るなり、優斗はとりあえずそう謝罪した。


「何のことです?」

「いえ、どうもお忙しくされていたようですので。作業の邪魔をしてしまったかと」


 優斗は先ほどセシリアがいた部屋の様子からそう考えたのだ


「それならばお気になさらず。同じ案件でしたので」


(同じ?)


 セシリアは言葉を続けた。


「早速ですが、父からの手紙でおおよその事は分かりました。小麦はキリリアの商人から購入するのが現状では最も可能性が高いかと思います。しかし、問題があります」


 早速本題に入ったセシリアに、優斗も頭を切り替えた。


「問題とは?」

「購入するための貨幣です」


 キリリアの商人は、麦の購入のための貨幣を人間の国の貨幣に限定している。しかも即金でだという。

 セシリアはあらゆる手段を模索してみたが、その小麦の代金分の貨幣を用意することが難しいという。


「小麦の値段は高騰しておりますが、魔国の貨幣であれば何とか用意は可能です。しかし、人間の国の貨幣でその金額分を短期間で集めるのはさすがに……」

「貨幣の種類の限定と即金払いなのが問題なんですね。そんな厳しい条件で、今まで交易が成り立っているのが不思議なくらいです」

「人間の国々の間で取り決められ、制限されているのは食料と武器だけです。それにじつの所、その規則を守るかどうかは商人次第……匙加減といった所です」

「何となくはわかります。ここに来るまで、小麦を購入する方法を考えていました。例えば、貨幣が制限されているならば、物々交換です。小麦の代金を貴金属などの違う物で支払うような。他にも商人から小麦と一緒に例えば、木材でも購入して、小麦の代金も木材の代金として魔国の貨幣で支払って誤魔化すとか」


 セシリアは小さく頷く。

 即金払いにても、商人さえ抱き込めば何とでもなるはずだ。小麦の一部を分割して納入してもらい、最後の納入の時に代金を支払う契約にすれば良いのだ。

「仰る通りです。この取り決めは、人間の国々で決めた精神的なものでしかないようです。そのため、この町では有名無実となっています」


(やっぱり……)


 それは優斗の予想していた事だった。規則を掻い潜る方法がこの数日で優斗は思いついたのだ。自分が思いつくような方法を、この世界の商人たちが考えつかないはずがない。


「ですが、今回の件は今までのようには行きません。魔国の小麦が不作なのは各国も承知です。ですので、小麦の取引、特にキリリア商人の動きには敏感になっています。ですので、キリリアの商人達も取引には慎重になっています」

 

 優斗は小さくため息をつき、そして笑った。


「全ては交渉次第ですか」

「はい。有利な条件を与えて譲歩を引き出すしかないでしょう。ですので殿下、金銭的な面ではご覚悟をお願いします」


 セシリアはこちらの顔色を伺いながらそう告げた。小麦が高くつく、ということだ。


「こう言うのもなんですが、俺はまだこの世界の価格基準はよく分からないので、その辺はお任せします」


 優斗の言葉を聞いて、セシリアは少しだけ驚いた表情をし、その後で微笑を浮かべた。


「お任せ下さい。殿下」


 どうやら、セシリアはクラウスの手紙を受け取る前から、アルバ人のために小麦を購入する算段だったようだった。

 金銭面や貴族の対面も考慮しつつ、アルバ人の支援を選んでいたのだ。

 クラウスがぽつりと言った、優斗と気が合う、という意味が分かった。また、クラウスが不在時に領地をセシリアに任せている事に納得した。


「キリリア商人との交渉には明日行いましょう。殿下にも同席をお願いします」


 魔王候補である優斗は、同席するだけで価値が望めるのだろう。勿論、優斗もそのつもりでここまで来たのだ。



 優斗はベッドに横たわりながら、天井を眺めた。

 キリリア商人との約束は明日となっており、この日はセシリアからオリエンの簡単な案内を受け、そして一緒に食事をして早めに就寝したのだ。

 アルバ人の様子を聞いた所、まだ餓死者が出るといった事態にはなっていないそうだが、食料が足りないという事は周知の事実となっており住民の間で不安が広がっているという。また、貧しい家ではすでに食糧難が起こっている可能性もあるという。


(このままの状態が続けば、治安も悪化するかも知れない。死人でも出ようものなら、暴動に発展する可能性もあるな)


 優斗はなかなか寝付けず、色々な事が脳裏をよぎっていた。


(キリリアの商人を説得する事ができるだろうか。相手に利益を与えれば成功するのか。値段を釣りあげればいいのか。足元を見られて吹っ掛けられないか。いやいや、アルバ人の為だと説得するか。いや、そんな甘い話じゃないだろうな)


 優斗は居てもたってもいられず、部屋を後にした。とにかく、少し歩きたかった。


 優斗はしばらく屋敷の中を歩き、はっとして足を止めた。

 この屋敷には小さな中庭があるのだが、二階の優斗のいる廊下から、その中庭に居るセシリアの姿が見えたのだ。

 少し迷ったが、優斗は中庭へと向かった。

 

 この日は満月だったのか、月明かりは真昼のように、中庭を照らしていた。

 その中の椅子に座り、セシリアは月を眺めて座っていた。

 中庭まで来て、優斗は息を呑んで足を止めた。

 蒼い月の光を受けて、セシリアの銀色の髪は煌めきを増し、白い肌は透けるように浮かび上がっていた。また、薄い寝間着にショールのような布を羽織った姿は、昼間見た時よりもセシリアの身体のラインをはっきりとさせていた。

 蒼く照らされたセシリアとその空間は、まるで一枚の絵画のようであり、優斗の眼を奪った。

 

「殿下……」


 セシリアに声を掛けられ、優斗は我に返った。どれだけの間、我を失っていたのか。セシリアに不審に思われていないかと、優斗は慌てた。


「殿下も眠れないのですか?」

「そ、そうです。少し歩こうと思ったら、セシリアさんの姿が見えたので。セシリアさんも眠れないんですか?」

「はい。明日の事を色々と考えてしまって……。折角ですので、少し話相手になって貰えませんか?」


 その後、優斗もセシリアに促されて椅子へと座った。


「殿下、最初に一つお願いがあります」

 

優斗が席に着くや否や、そうセシリアは切り出した。


「殿下の話し方は丁寧過ぎます。相手によっては侮られてしまいます。殿下はこの魔国の王子です。殿下よりも偉い方は魔王陛下しか居られません。どうか、その事を踏まえてお話下さい」


 その理屈は優斗にもわかっていた。だが、少し前まで高校生をやっていた優斗には簡単な話ではない。


「それに、私は殿下の妻となる身です。こうして二人だけの場では、少しは砕けた言葉で話して下さい」

「しかし……」

「殿下、明日の交渉の席には二人で臨む事になります。その場で私にまで遜った態度では、侮られ、上手くいくものも上手くはいきません。慣れるためにも、今から心がけては戴けませんか?」


 セシリアのいう事は正しい。優斗は従うしかなかった。

 しぶしぶ頷いた優斗を見て、セシリアは小さく笑った。

 優斗は慌てて顔を逸らした。どうも、セシリアの笑みは心臓に悪いのだ。

 その後、優斗もセシリアも言葉を発しなかった。

 静寂があたりを包んだが、沈黙が気まずさに変わる前に、セシリアは言った。


「もし良ければ、殿下の事をお話し戴けませんか? 殿下の世界の事を……。これまでの事を……」


 セシリアは遠慮しているように、言葉を少しずつ選んでいるようだった。


「元の世界の事か……」


(そう言えば、この世界に来て誰も元の世界の事には触れなかったな)


 誰しも、何らかの遠慮があったのか。それとも興味があるのは、この世界での魔王候補としての存在だけで、ただの葉山優斗には興味がなかったのかも知れなかった。

 優斗はこの世界に来て初めて、一人の人間として見られているような気がした。

 少し考えて、優斗は話始めた。


「向こうの世界では、ただの高校生だった……」


 優斗は自分が生まれた元の世界の事。そして自分が生まれてからの事をセシリアに話した。

 セシリアはたまに質問を混ぜながらも、大きく表情を変える事はせずに、優斗の話を聞いていた。

 話を終え、優斗はなぜか隠し事を明かした後のように、少しのバツの悪さと、不思議な安ど感を感じていた。


「すごい……世界ですね。我々の世界より、多くの面で進んでいると思います。鉄の船が、人を乗せて空を飛ぶ。遠くの人間と話ができ、その光景を見られる。魔法ではなく、道具の力で、誰しもが。そして、平和なのですね」

「俺のいた世界が全部平和というわけではなかったけど、俺が住んでた国は平和だった。戦争なんて、もう何十年も起こっていなかったよ。食べ物に困った事も、住むところに困った事もなかった」

「身分……もないようですね」

「ああ。だから俺は……」


 言葉を続けるかどうか、優斗は迷って口ごもった。

 今の優斗の立場は魔王候補、つまりこの国の王子だ。セシリアが言うように、優斗よりも身分が上の存在は魔王だけという事になってはいる。

 だが、元の世界ではただの一人の高校生、つまり貴族でも何でもなかった。只の高校生が、この世界に召喚されただけで国で最上位の扱いを受けているのだ。


(理不尽な話だな)


 だが、優斗はすぐにその考えを打ち払い、僅かでもそんな事を考えた自分を恥ずかしく思った。


(身分を気にするなんてどうかしている)


 優斗は、自分がこの世界に来て僅かの間で、この世界に染まり始めている事に戦慄した。

 優斗は先ほどの迷いを払いのけるようにはっきりとセシリアに告げた。


「俺はただの高校生。ただの平民だった」


 セシリアはちらりと優斗の顔を除いたが、すぐに顔を逸らした。そしてしばらくの沈黙の後に口を開いた。


「まだ困惑されているようですね……」


 セシリアの言葉が何に対してなのかは、優斗には分かっている。


「はい。クラウスさんにも告げましたが、突然次の魔王候補に担ぎ挙げられて、どうしていいのか分かりません」


 セシリアはまた少し沈黙した後に口を開いた。


「次は、私の話をしても良いですか?」


 そしてセシリアは言葉を続ける。


「私はフレイスフェン家の長女として生まれました。母は私が幼い時に病で死にました。当然、父は跡取りとなる男子も欲しがっていましたが、母との間に男子は出来ませんでした。愛人も囲ってはいたようでしたが、こちらも子供は授かりませんでした。そうして、この家で唯一の子供となった私は何不自由なく暮らしました。もちろん、殿下と同じく飢えなど経験した事はありません」


 セシリアは月を見上げたまま、淡々と話を続けた。


「いつの頃からか、私は次の魔王の妻となるのだと言われるようになりました。父が、教育係が、そして屋敷の使用人からそう言われて育ちました」


 優斗は、セシリアの言葉を聞いて少し考えた。


(という事は、十年前くらいから魔王候補を召喚する事は決まっていたのか……)


 セシリアは話を続ける。


「貴族の結婚は、二つの一族の団結のためのものに過ぎず、結婚相手は一族の都合で決まる。それだけの話です。でも、私の結婚相手はこの魔国の王子。幼い頃から、それは私の一番の誇りです。もちろん、今も……」


 セシリアは話終えて、優斗の顔をまっすぐに見つめた。思わず、優斗は顔を逸らしてしまった。


「理屈はわかる。でも、その事も含めて、この世界の常識は、俺の元の世界と違い過ぎるんだ……。それに俺はそんな立派な奴じゃない」


 セシリアの言葉とその美貌が、優斗には突き刺さるように眩しく感じられた。


「分かります。殿下はただのコウコウセイだったのですから。でも、それなら私もただの貴族に過ぎません。私も、その生き方しか知らないのです。私たちは、お互いと、お互いの世界の事をこれから知っていけばいいのではないでしょうか。時間はたくさんありますし」


 優斗は自分の顔が熱くなるのを感じた。


(これからお互いの事を知りましょうだって?!)

 

 セシリアから、ある種の愛の告白のような言葉を告げられ、心臓が激しく脈打った。優斗はこれまでの人生で異性と付き合った事はなかった。そんな優斗に、セシリアの言葉は劇薬のように心を広がった。


「セシリアさんは、それでいいんですか? 突然、見知らぬ男と結婚させられて。もしその男がひどい奴だったら。俺だって、セシリアさんに相応しいとはとても思えない。この世界に来て分けがわからないまま、周りに流されて魔王候補なんて言われても……俺はただ……元の世界に帰りたいだけなんです」


 優斗は、最後に自分の正直な気持ちまで吐露してしまった。


「気持ちはわかります。ですが殿下はただ周りに流されてきたわけではないと思います。殿下は自分の意志でここに来られたはずです。この世界の事ではありません。この町、この場所へです」

「この町へ?」

「はい。殿下はご自分のご意志で、目的があってこのオリエンへ来られたはずです」


 確かに、オリエンへ来たのはアルバ人たちのために、キリリアの商人から小麦を購入するためだ。

 アルバ人に食料援助をするようになったのはどうしてだっただろうか。クラウスに誘導されたのかも知れない。だが、アルバ人を助けようと決断をしたのは優斗自身だったはずだ。だからこそ、王都を離れてこのオリエンへと赴いたのだ。

 優斗は少し考えたが、それは不思議な事ではないのではないか。助ける事ができるのあれば、助けるべきだ。自分ができる事はやるべきではないのか。


「私は、殿下にオリエンに来て頂けてとても心強いです。どうか、明日の交渉は宜しくお願いします」

「そうだな……」

 優斗は静か頷いた。優斗は、自分にできる事をやっているだけのはずだ。それでも、心の中に棘が刺さったように引っかかるものがあった。


(こうやって、この世界に染まっていくのか……)



 セシリアと別れて自分の部屋のベッドに再び横になった優斗は、手にしたスマホの電源を入れた。

 この世界に来て充電する事も出来なくなってしまったため、優斗は電源を切ってバッテリーを節約していた。節約する、といっても電波もないこの世界での使い道は今のところは思いついていなかった。

 ただ、電源を入れた優斗は保存されている写真を眺めた。優斗と、父と母が写った写真だ。高校に入学した際の写真だった。

 満面の笑顔の両親、そして少しはにかんだような笑みの自分。

 セシリアに元の世界の話をしたせいか、優斗は無性にこの写真を眺めたくなったのだ。

 しばらく眺め、優斗はスマホの電源を再び切った。だが、バッテリーは少しづつ消耗していくものだ。いつかは、このスマホも確実に動かなくなる。

 

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