第17話 1章ダイジェスト『2分でわかる鉄同盟』


 地球を捨てた人類は、地球に似た環境の惑星、エルツを発見。移住を決断する。

 しかしそこには先住種の人型知的生命体サーレが、自然とともに暮らしていた。

 侵略する人類に抗うサーレ。結果人類は見事勝利した。

 生き残ったサーレは人類の星間移動船セイレーンを奪い取り、宇宙へ逃げ延びた。

 そして新兵器機械獣を携え、人類に攻撃を仕掛けるも、謎の生命体『使徒』によって壊滅的打撃を受け、退却。失敗に終わった。

 それからサーレは宇宙にて、人類の追撃をかわしながら、母性奪還の機を伺っていた。


 サーレの少年、ランデは三年間の訓練を経て、士官学校を卒業した。

 しかし、卒業式の終わり際、人類襲来の警報が鳴る。

 ランデらは兵として非戦闘員の避難及び護衛を任務として言い渡される。

 加え、三年間ランデに目をかけ、特別に訓練していた彼の初恋の人物であり教官のシエルを裏切り者として生死を問わず指名手配とすると言う宣告を受ける。


 割り振られた地域に向かう途中、戦闘機戦になり、同期のモモが死亡。ランデはその地区を守るため、彼女が良い状況で残してくれた戦闘機に乗り、直近の航空勢力と刺し違えた。


 奇跡的に命を繋いだランデは、幼馴染のクレアに導かれ、教会の地下へ向かう。

 そこは教会が極秘に作り上げたセイレーンからの脱出口であり、恩師のシエルと再会する。

 裏切りは本当だったと知り、彼女を止め、殺害するために戦い、勝利する。

 しかしランデに彼女は殺せず、シエルに脱出を許してしまう。


 その後ランデは地域民の防衛に参加しようとするが、降下してきた敵戦闘員と交戦。

 ピンチになったところで、教会の巨大な太陽像から謎の黒い機械獣が現れ、救われる。


 機械獣に乗り、元の任務地に復帰。避難所を守ることに成功した。

 そこでランデは味方と再会し、国防軍本部が危機にあることを知る。

 戦死、あるいは審問会にかけられることを覚悟で、仲間と共に救援へ向かう。


 本部では打つ手が浮かばず、困窮していた。

 ランデは叔父であり大佐でもあるシドウと合流。作戦を伝え、協力を願う。

 その願いは受け入れられ、セイレーンに穴を開ける役割を持っていた友人たちは護衛を受けることができた。


 友人の放った機械獣の最終兵器、紫電砲によってセイレーンに大穴が空く。

 ランデはその穴に吸い込まれていく人類の戦闘機に向け、一番射程に入るタイミングで最大出力の紫電砲を放った。

 他の紫電砲とは比べものにならない程の威力は見た者すべてに畏れを抱かせた。


 人類は損害に加え、何かの事情ができたのか、セイレーンから撤退した。

 こうして、セイレーンは一時の難を凌ぐことができたのだった。


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