天と地と光と蔭と生と死と巨億の愛と我の孤独と

天と地と光とかげと生と死と巨億の愛と我の孤独と


【語釈】

これは解説というか、経緯をしるしたい。元来、本作は「巨億」の一ぺんとして詠まれたものだが、短歌賞落選後、そのまま、長編小説の題名にして、群像新人文学賞に応募した。ようごうすると簡単なようだが、本ちようへんの執筆にはすさまじい苦労があった。結句、ちようへんは新人賞の一次選考を通過し、通過作発表号に、特別に二行にわけて題名を掲載していただいた。ひつきよう、本作は短歌賞には落選したが、奇妙なことに、純文学雑誌に掲載されることになったのだ。純文学雑誌の新人賞予選通過欄に、ぽつんと、「短歌がしるされて」いるのである! これは愚生のちいさなきようである。

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