万物が無涯の宇宙で輪廻せば我は逢ひたしまたこの一首に

万物が無涯の宇宙で輪廻せば我はひたしまたこの一首に


【語釈】

無涯は果てのないこと。宇宙物理学の一説にサイクリック宇宙論というものがあって、「宇宙はいずれ縮小にむかい、プランク長になったらまたビッグバンがおこって、おなじ歴史がくりかえされる」という。そうすれば、愚生はまた、「この一首」そのものをくりかえし詠むわけで、愚生は何度もこの短歌とうわけである。一種のメタ短歌だ。いまむと、なかなかいいじゃん。

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