幼馴染に振られて縁を切ったら空から縁が降ってきた。
ここです。
第01話 振られて始まるボッチ生活?
いきなりですが、俺こと
はい……玉砕しました。返事はラノベとかで幼馴染関係によくある振られ文句「幼馴染であって彼氏にとか考えられないから」である。まあそれはしかたない。だけど玲から「これからも幼馴染として仲良くしてね」って言われてもむり。むりむりむりです。
だって好きな気持ちを抑えて振られた辛さこらえて今までどおり幼馴染として仲良く過ごすとか無理じゃない?
もし玲に彼氏ができたとしたら俺は歯食いしばって我慢しろってことか?
横で眺めていろってことか?むりだろ。むりむりむりむり。
だからさ。
「ごめん、振られたのに仲良くとかさすがにそれは無理。さすがに気不味い。もう近づかないからさ、玲ももう僕に関わらないでいいよ。じゃさよなら」
って伝えたわけです。うん。
そして走り帰ってベッドに倒れ込み顔をしっかり枕に埋め涙で濡らしましたよ。うん。
玲とはいつも一緒にいるのが当たり前だった気がする。学校でも通学でも帰りの寄り道でも家に帰っても。それが無くなるわけだから。俺がどうなったかというと……
はい、ぼっちですね。
他に友達は? と言われると少しくらい会話できる人がいないわけではないけれど、そこまで深い付き合いはなく玲以外の人にあまり興味がなかった俺のせいでもあったわけだが……
はい、ぼっちですね。
まあぼっちになるのはしょうがないから諦めてはいるけれど、それ以外に困ったことが出てきたわけで。
それは玲には関わるなって伝えたはずなのになぜか気軽に声を掛けてくるわけで。そんな玲を避けるためにどっかにいくのも面倒くさいし……
どうするか。やっぱ寝るしか無いねと時間が空けば寝てしまう俺。いわゆる寝ぼっちですね。
こら玲よ関わるなって言っただろ、起こすな起こすな。なんて思いながら玲をスルーし寝る1日。学園生活。
でもね、玲を直接相手にするより心がざわつかないから楽なんだよ。とりあえず玲をどうにかしたい今日このごろ。告白を断ったんだから少しは遠慮しろよと思うんだが。
ほんと振られて変わった俺の生活、
でも今の俺には心地いい
そんなそんなぼっち生活が始まる予感です。
と最初は俺もそう思っていました……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます