邂。逅???ユ繧ケ繧ソ繝シ逕ィ繧ケ繝??繧ソ繧ケ
【邂。逅???ユ繧ケ繧ソ繝シ逕ィ繧ケ繝??繧ソ繧ケ⋯⋯】
スタータスと叫んだ瞬間、出てきたウィンドウは案の定文字化けを起こしていた。
⋯⋯もし、この世界が結構前にやっていた【ラソイド・オンライン】ならば、何度か呼び出してみれば治るだろう。
「――ステータス! オフ! ステータス! オフ! ステータス! オフ! ステータス! オフ! ステータス! オフ! ステータス! オフ!」
何度も出し入れしていく。
同時に体を起こして状況を確認する。
塩砂漠はボロボロだった。俺が周りを見渡している間にも光の線が伸びては消えて、戦闘が続いていることが予測できた。
その光線が進む方向は、塩の煙に覆われていてよく見えない。何が起こっているのかは分からないが、ドダドダっと物音が工事現場の何倍ものボリュームで鳴っている。
まだ昭子はキメゴン相手に逃げているのだろうか? なら有難いが⋯⋯なら何故ナノマシンの拘束が解けているのだろうか。昭子が無事な間は、介護アンドロイドとして俺のナノマシンを制御できるので、俺は動けなくなっているはずだ。
何があったのだろうか、あれからどれほど時間が経ったのだろうか?
疑問が尽きない。それを解消しようにも、今の俺では出来ない。行動しようにもすぐにレーザーで焼かれてお陀仏だろう。
「――ステータス! オフ! ステータス! オフ! ステータス! オフ! ステータス! オフ! ステータス! オフ! ステータス! オフ!」
だから頼む、これだけが頼りなんだと神に祈るような気持ちで叫ぶ。
``````````````````````````````````````````
【管理者テスター用ステータス】
LV:255 EXP/NEXT:255/255
HP:255% MP:255%
STR:255 DEX:255
AGI:255 VIT:255
INT:255 CHA:255
``````````````````````````````````````````
14回目ほどで、文字化けせずに出てきた。
やったと思うと同時に、なんだこのウィンドウ名と疑問を抱えた。
あぁでも、ありがたい。薄ぼらげな当時の記憶を思い出すに、ステータスの値はどんな役職でも最大100を越えない程度であるという知識がある。ここがあそことどれほど【ラソイド・オンライン】が通用するのかは分からないが、この値達は頼もしい。
「
現在取得している魔法を一覧表として確認できる機能を呼び出し、確認する。
が、文字化けしてたので何度も閉じては開いて、言い直す。7回ほどで文字化けせずにウィンドウが出てくる。
【火矢・水矢・草矢・光矢・闇矢・火球・水球・草球・光球・闇球・大火球・大水球・大草球・大光球・大闇球・火竜砲・水竜砲・草竜砲・光竜砲・闇竜砲・大火竜砲・大水竜砲・大草竜砲・大光竜砲・大闇竜砲・超火竜砲・超水竜砲・超草竜砲・超光竜砲・超闇竜砲・大超火竜砲・大超水竜砲・大超草竜砲・大超光竜砲・大超闇竜砲・極火竜砲・極水竜砲・極草竜砲・極光竜砲・極闇竜砲・極大火竜砲・極大水竜砲・極大草竜砲・極大光竜砲・極大闇竜砲・超極大火竜砲・超極大水竜砲・超極大草竜砲・超極大光竜砲・超極大闇竜砲】
ずらりと並ぶ魔法。どれが役に立つだろうか? やはり後半らへんが使えるかなと名称を確認してみると、超極大光竜砲⋯⋯? なにこれ。
後半あたりの名称が適当過ぎない? 真ん中あたりから竜砲が最後に付くやつしかないし、なんか頭悪いな。
ともかく、使うしか無いだろうこのクソ頭悪い魔法を。
「
なんか言うと恥ずかしいなこの魔法名。詳細ウィンドウが出てくる。
``````````````````````````````````````````
【
説明:
詠唱:《火の聖霊よ、わが身に火竜を越えし力を宿し、怨敵らめを打ち滅ぼし、灰すらも燃やし尽くせ! 燃やし尽くせ! 燃やし尽くせ! 燃やし尽くせ! 燃やし尽くせ! 燃やし尽くせ! 燃やし尽くせ! 燃やし尽くせ! 燃やし尽くせ! 燃やし尽くせ!》
``````````````````````````````````````````
説明分の最後が当たり前の事を当たり前のように返している文じゃんか。担当者がめんどくさがったか、力尽きたなこれ。
あと、詠唱の最後適当過ぎない? 俺は燃やし尽くせ! を何回言わないといけないんだよ。
まぁ良い。俺は叫ぶ。
「《火の聖霊よ、わが身に火竜を越えし力を宿し、怨敵らめを打ち滅ぼし、灰すらも燃やし尽くせ! 燃やし尽くせ! 燃やし尽くせ! 燃やし尽くせ! 燃やし尽くせ! 燃やし尽くせ! 燃やし尽くせ! 燃やし尽くせ! 燃やし尽くせ! 燃やし尽くせ!》」
指をウィンドウに添えて、燃やし尽くせ! の回数をちゃんと気にしながら
その瞬間、目の前が青く染まる。
情報が付加される。見えるのは深海の様に黒い青色で輝く円。これは確か、範囲攻撃魔法のマーカーだったはずだ。同時にカウントダウンが開始されたと通知が来る。残り十秒後に魔法が発射されるらしい。
見える範囲に居たキメゴンに、マーカーを合わせる。
カウント0。
全てが赤で染まった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます