第12話 始まりの終わり

「ご報告します」

「どうした……定例の報告会にはまだ期があるはずだが?」

「はっ! 早急にお耳に入れておくべき、良い報告と悪い報告がございまして……」

「……悪い知らせは……教会か?」

「はい。教会の手の者が、古都に潜入した模様です。現在、衛士を数名確認のため向かわせておりますが……連絡が途絶えました」

「そうか……とうとう奴らもかぎつけたか。予定を繰り上げる必要があるかもしれんな」

「はい。そして、もう一つの報告なのですが10年来ロストしておりました、例の存在が確認されました」

「ほう……。今度は確実なのだろうな?」

「精度98.99%の確率ですがほぼ間違いないだろうと思われます」

「そうか!ついに見つけたか。告発する者、意志決定存在……この世界の理を! フフフ……クックック、アーッハッハッハッハッハ……」



――フェードアウト。


NextStage いにしえの都の物語。

ToBe……。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る