ラジオの向こうの憧れの人。何度もなんども手紙を出して、その反応に一喜一憂してしまう。ほんの少しずつ近くなっていく距離、もう手を伸ばせば触れられるのに、伸ばしていいのかわからずに葛藤する僕。片思いのドキドキと切なさ、ゲイである僕を受け入れてくれない父との軋轢、芸能人と恋をするということの幸せと苦しさ・・・あらゆるもので胸をいっぱいにしてくれます。こんな素晴らしい小説が無料で読めるなんて信じられない。kozukatashiiさん、本当にありがとうございます。