第6話 勇者

さてと、ある程度回ったしクエストでもするか。そう思い元いた場所に戻ってきた時に、ギルドの方からいかにも強そうな装備をした人とその後ろに軍隊かと思うような人数の兵士がついていた。俺は近くの人に「あれはなんだ?」と尋ねると「あれはここの町の勇者ですよ毎年町で行われる大会で優勝した人が勇者に選ばれ魔王軍討伐作戦の筆頭となるんです」と説明された。「その大会と言うのはなんだ?」と聞くと、「毎年コロシアムでトーナメント戦の1対1の試合が行われるのさ」と言われた。おそらく勇者ということはそれなりの平民からの信頼も大きくなるのだろう実際周りからも期待の目を向けられているしふむ、これはいいことを知ったこれは上手く利用すれば色んなことが出来るぞ。「次大会あるのはいつだ?」「え?5ヶ月後だが?お前さんも出るのか?」「ああ」「なるほど...止めはしないが気をつけろよ」なんだろうかあまりいい感じではなかったな。あまりいいものではないのだろうか?とにかくそれまでに腕を上げないとそうして俺はギルドに向かった

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