書きあぐねている人のための小説入門/保坂和志
書きあぐねてもいないし、それ以前に書いてすらいないんだけど、興味を惹かれて読んでみました。「物語の体操」以降、大塚英志氏が「小説を書く」という行為をテンプレート化しようと試みているけど、その対極にある入門書だと思う。小説に新しいものを持ち込もうとする姿勢、小説とは何かという問に真っ向から取り組もうとする姿勢は、わたし的にはかなり好きな感じです。テンプレート化できないところにこそ、本質が潜んでいるのだと。賛否両論、真っ二つに評価が割れる保坂氏の小説だけど、実はまだ読んだことないんですよね。今度読んでみよう。
◇蛇足
この書評書いた時には、まだ小説なんて書いてなかったんだよね。
いまや書きあぐねてばかりの日々だから、もう一度読み返してみますかね。
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