忌避するもの
カクヨムを始めて、心の中を言葉にすることで、わたし自身が忌避するものを知ることができた。
ひとつが可愛く装うこと。
ひとつが暖色系の服を着ること。
(エンジ色のボーダーを着たとき、意外と似合っていて嬉しかったのだけれども、ふとした瞬間にエンジ色を身に着けている自分が気持ち悪いと感じた。)
興味深い。
せっかく分かったので、その原因をぼうっと考えてもみた。わたしの場合、理論的に考えてみても正解には行き着かない。感覚的に考えた方が答えが分かることが多い。特に今回はわたしの中に回答があるので、なおさらだ。
そして、これらはわたしが感情をコントロールしようと試みた結果に生じたものだったようだ。
わたしは、突然に生じる、人に説明できない心の動きにいつも翻弄されていて、それを最小限に抑えるため、冷静であらなければならないと思ってきた。その意志は中学校時代から明確になったと思う。
わたしの心を制御するためのキーワードは、水色、青色を身に纏うこと。こころをクールダウンするための色。
このため、わたしの衣服は、水色、青色、白色、黒色、焦茶色でほぼ占められている。
そう、これはわたしは自分自身に暗示をかけたようなもので。水色や青色を纏えば冷静でいられる。そう思い込もうとした。
その制限を代償として、こころの安定を手に入れようとした。
では逆に、それ以外の色を纏ったとしたら?
それでもここ10年は、なんとなくその制限に違和感を感じたようで、少しずつ色を増やしてきた。
薄いピンク、薄い紫、抹茶色。でもここまで。
エンジ色は許容外。赤は全くダメだと思う。
可愛いというイメージはクールなイメージと対極にある。作り上げようとしてきた自分のイメージと相反するため受け付ることができない。
けれど、こうした制限をかけて、コントロールに成功していたかと問えば、否である。苦労をしていたように思う。
そこで、最近はコントロールをしない方針に変え、カクヨムを利用しながら、バランスを取り、生きていこうとしているところである。
そう、過去に作った制御という鎖は、もう不要なのだ。けれど、長年縛られてきたので、その感覚が抜けないでいる。
このままでいいかと言えば、クール=冷やすというイメージをしているので、体のことを考えると血の巡りのためによろしくないように感じる。
クールを装うということは、制御するために緊張するということだから、これも、体調不良のひとつの原因のようだ。
そうだったのか。
暖色系を身にまとった方が温かく感じるし、可愛い方、というか、自然に服を選んだ方がリラックスできるのではないだろうか。
無理に緊張するより、仕事の効率はそっちの方が良いのでは?そんな気もする。
とりあえず、明日から、わたし自身がリラックスできる装いをめざそうと思う。
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