詩と小説
最近、詩のほかに小説を読むことがありまして。
その物語の中で生きているよう感覚を味わうことができ、とても楽しかったです。
ジャンルは違いますが、カクヨムで言葉を綴り始めた経験からでしょうか、物語を楽しんだあとに小説の向こう側の作者の存在意識し、作品の構成力と文章力に圧倒されました。
物語を編むということは、それだけのことを頭の中で考えて、さらにそれを文章で表現していき、しかも、途中に脱線することはあるかもしれませんが、最後まで終着する。
すごい世界を垣間見て、感動しました。
詩は、絶えず読んでいます。
心の向くままに、好きな詩に触れる。
形式の違いはあれども、作者が心で感じた物事が作者というフィルターを通して描き出されています。
それらを読むと、私の空虚な心の琴線に触れて、様々な音を奏でる、そんな感覚があります。
詩そのものが、その人を構成する一部であるように感じています。
直接顔を見て話をするより、詩を読んでいる方が会話をしているような気がします。こう感じるのは、わたしだけかもしれません。
先日、「わたしと世界」を完結しました。
心から溢れでたものを、ただひたすらに言葉に込めて、世界へと送っていく。途中に一度、意図的に完結しようとしましたが、それでは何かが収まらず。
けれども、ある日、するりと最終話である『わたしの世界』が出来上がって、ああ、終わったのだと感じました。
感覚と流れに身を任せる。
こうした感覚は、海の近くに住んでいるからかもしれません。
海を泳ぐとき、船を漕ぐときを思い浮かべます。
波の力はとても強いので、力任せでは進めません。
その流れを感じながらその流れに乗れるように。
波はときに自由きままなので、翻弄されますが、それも楽しみながら。気負うことなく自然に。
それは詩を作るときや楽しむときの感覚にとても似ているように感じます。
その自然さを私は愛しています。
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